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和室を洋室にするリフォームとは?静岡市の工務店が費用と床の注意点を解説

こんばんは、かおり木工房の宗野です。

静岡市でも金木犀の香りがあちこちで漂う季節になりました。夕方に窓を開けると、ふとあの甘い香りがして、秋が深まってきたことを感じます。

秋は、家の中の使い方を見直すご相談が増える時期でもあります。なかでも多いのが、「使っていない和室を洋室にしたい」というお話です。今日は、和室を洋室にするリフォームの費用と、工事のときに気をつけたい床や押入れの注意点についてお話しします。

なぜ和室を洋室にしたいという相談が増えているのか

昭和から平成の初めに建てられた家には、ほとんどの場合、和室がありました。静岡市の住宅地でも、一階に和室が二間続きになっている家をよく見かけます。来客用や仏間として使われてきた和室も、暮らしが変わるにつれて、物置になっている家が少なくありません。

ご相談の理由で多いのは、ベッドで寝たい、畳の手入れが大変、リビングとつなげて広く使いたい、の三つです。五十代、六十代のご夫婦からは、膝や腰のことを考えて布団からベッドに替えたいという声をよくいただきます。親御さんの介護を見据えて、和室を寝室に変えるケースもあります。

和室を洋室にする工事の中身

和室を洋室にするといっても、どこまで手を入れるかで工事の内容は変わります。一番多いのは、畳をフローリングに替える床の工事です。このほかに、柱が見えている壁をクロスで仕上げる工事、竿縁天井などの和風の天井をクロス貼りにする工事、襖や障子をドアや引き戸に替える工事、押入れをクローゼットにする工事があります。

全部を一度にする必要はありません。床だけ替えて、壁や建具は和の雰囲気を残すという方もいます。柱や鴨居を見せたまま、明るい色のクロスと組み合わせると、落ち着いた和モダンの部屋になります。

窓まわりも見直しの対象になります。和室の窓には障子が付いていることが多く、洋室にするとカーテンやブラインドに替えることになります。障子は意外と断熱の役割も果たしていたので、外すと窓際が冷えやすくなることがあります。洋室にする機会に、窓の断熱もあわせて検討しておくとよいと思います。

費用の目安と工期

費用は広さと工事の範囲で大きく変わります。一般的な目安として、六畳の和室で畳をフローリングに替える工事だけなら十万円台から数十万円、床、壁、天井、建具、押入れまで含めて部屋全体を洋室にする場合は数十万円から百万円前後になることが多いです。床下の断熱や窓の交換を加えると、その分の費用が上乗せになります。

壁の仕上げは、柱を見せる真壁のまま塗り替える方法と、柱を隠して大壁にする方法で費用が変わります。大壁にすると部屋の印象は一気に洋室らしくなりますが、壁が少し厚くなるので、部屋の寸法はわずかに狭くなります。

工期は、床だけなら二日から三日、部屋全体なら一週間から二週間ほどが目安です。住みながらの工事でも、和室の中だけで完結することが多いので、暮らしへの影響は比較的少なく済みます。

畳からフローリングにするときの床の注意点

和室の床で一番気をつけたいのは、高さの調整です。畳の厚みは五センチから六センチほどありますが、フローリングは一センチ少しです。そのまま貼ると隣の廊下や部屋との間に段差ができるので、下地を組んで高さをそろえる必要があります。

この床の工事は、断熱を見直す絶好の機会です。古い和室は、畳の下が板一枚で、その下はすぐ床下という造りが多く、冬は足元から冷えます。床をはがしたときに床下に断熱材を入れておくと、フローリングにしても足元の冷たさを感じにくくなります。新築で高気密・高断熱の家を建てている工務店として、床の工事のときには断熱の有無を必ず確認するようにしています。

床材の選び方も大切です。無垢材は足ざわりがよい一方で、季節によって伸び縮みします。複合フローリングは寸法が安定していて、手入れがしやすいのが長所です。ベッドや車いすを使う予定があるなら、傷に強い床材を選んでおくと安心です。

押入れと壁で気をつけたいこと

押入れをクローゼットにするときは、中段を外してハンガーパイプを付けるのが一般的です。ただ、北側の和室の押入れは、外壁に面していて湿気がこもりやすい場所です。クローゼットにする機会に、外壁側の断熱や換気を見直しておくと、衣類のカビを防ぎやすくなります。

押入れの奥行きは九十センチほどあり、そのままクローゼットにすると奥の物が取り出しにくくなります。手前にハンガーパイプ、奥に季節物の収納というように使い分けたり、扉を折れ戸や引き戸にして開口を広くしたりすると、使い勝手がよくなります。

リビングとつなげるために、和室との間の壁を取り払いたいというご相談もよくあります。壁の中に建物を支える柱や筋かいがある場合は、簡単には撤去できません。耐震の面から、壁を取る代わりに別の場所で補強する計画が必要になることもあります。間取りを変えるときは、構造を確かめてから進めることが大切です。

和室を残すという選択肢も

一方で、和室を全部なくしてしまうことに迷う方もいらっしゃいます。仏壇の置き場所や、来客が泊まるときの部屋をどうするかは、ご家族で話し合っておきたいところです。床だけフローリングにして、必要なときに置き畳を敷くという使い方もあります。リビングの一角に小上がりの畳コーナーを設けて、腰掛けたり横になったりできる場所を残す方もいます。

見積もりの金額が妥当かどうか迷うときは、公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターの住まいるダイヤルで、リフォームの見積もりについて電話で相談することもできます。

まとめ 暮らし方を決めてから、床と断熱を一緒に考える

和室を洋室にするリフォームは、床だけの工事から部屋全体の工事まで幅があります。費用は六畳で十万円台から百万円前後と幅広く、どこまで手を入れるかで決まります。床の工事は段差の調整と断熱を一緒に考える機会で、押入れは湿気、壁の撤去は構造の確認が欠かせません。

静岡市で使っていない和室の活用を考えている方は、まずその部屋をこれからどう使いたいかを、ご家族で話してみてください。寝室にするのか、リビングを広げるのか、来客用に残すのか。使い方が決まれば、必要な工事の範囲も自然と見えてきます。

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かおり木工房では、静岡市・焼津市・藤枝市を中心に、断熱・耐震を含む性能向上リフォームから水まわりの交換まで、住まいの困りごとに一軒ずつ向き合っています。新築で高気密・高断熱の家づくりを続けてきた工務店として、見えない部分まで確かめてからご提案します。

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