ユニットバス交換の費用と工期とは?静岡市の工務店がタイルの浴室の注意点を解説
こんばんは、かおり木工房の宗野です。
十月に入り、静岡市でも夕方の風が少しずつ冷たくなってきました。夏のあいだはシャワーで済ませていた方も、そろそろ湯船につかりたくなる頃ではないでしょうか。
この季節に増えるのが、浴室のご相談です。「タイルの目地の黒ずみが取れない」「浴槽の縁にひびが入った」「冬が来る前に何とかしたい」。今日は、浴室をユニットバスに交換するときの費用と工期、古い浴室ならではの注意点についてお話しします。
なぜ浴室のリフォームは秋に相談が増えるのか
浴室は、家の中で一番傷みが早い場所のひとつです。毎日お湯と湿気にさらされ、床や壁の内側まで水が回りやすいからです。夏のあいだはシャワーで済ませていても、寒くなって湯船を使い始めると、浴槽の汚れやひび、追いだきの不具合に気づくことが多くなります。
もうひとつの理由は、工事の時期です。浴室の工事中は、数日から一週間ほどお風呂が使えません。真冬に工事をすると、そのあいだの入浴が大きな負担になります。年末に家族が集まる前に新しくしたい、寒くなる前に終わらせたいと考えると、秋のうちに動き出す方が多いのだと思います。
在来浴室とユニットバスの違い
浴室には大きく分けて、在来浴室とユニットバスの二つがあります。在来浴室は、床や壁をタイルやモルタルで現場で仕上げた浴室です。静岡市の住宅地では、昭和の終わりから平成の初めに建てられた家が多く、在来浴室のまま使っているお宅も少なくありません。
ユニットバスは、工場でつくった床、壁、天井、浴槽を現場で組み立てる浴室です。継ぎ目が少なく水が漏れにくいこと、床が乾きやすく掃除がしやすいことが長所です。最近のものは床に断熱材が入り、浴槽にも保温材が巻かれていて、お湯が冷めにくくなっています。
大きさは「1616」「1216」のように数字で表します。1616は内側がおよそ160センチ四方で、一般に一坪の浴室と呼ばれる広さです。今の浴室の寸法によって選べる大きさが決まるので、まず現状を測るところから始まります。柱の位置を少し工夫すると、今より一回り広い浴室にできる場合もあります。
ユニットバス交換の費用と工期の目安
費用は、今の浴室の種類と、選ぶユニットバスのグレードで大きく変わります。一般的な目安として、ユニットバスから新しいユニットバスへの交換なら、本体と工事費を合わせて百万円前後になることが多いです。在来浴室からユニットバスに変える場合は、タイルやコンクリートの解体、土台の補修、給排水管のやり直しが加わるため、それより高くなるのが普通です。
工期は、ユニットバス同士の交換なら三日から五日ほど、在来浴室からの変更なら一週間前後が目安です。解体してみて土台が傷んでいれば、補修の分だけ日数が延びます。工事中のお風呂は、近くの日帰り温泉や銭湯、ご親戚の家を頼ることになるので、予定はご家族と早めに相談しておくと安心です。
見積もりを比べるときは、本体の値引き率だけで判断しないことをおすすめします。解体と処分、土台の補修、配管、電気、給湯器とのつなぎ込み、ドアまわりの補修がどこまで含まれているかで、最終的な金額は変わります。
商品のグレードは、同じメーカーでも浴槽の素材、壁のパネル、水栓、照明、換気乾燥機の有無などで段階があります。毎日使うものなので、ショールームで実際に浴槽に入ってみて、またぎやすさや足を伸ばしたときの感覚を確かめておくと、選んだあとの満足感が違います。掃除のしやすさを重視するなら、床の乾きやすさや排水口の形も見ておきたいところです。
タイルの浴室で気をつけたい土台の傷み
在来浴室のリフォームで一番気をつけたいのは、見えない部分の傷みです。タイルの目地やひびから長い年月をかけて水が入り込み、壁の中の柱や土台が湿ったままになっていることがあります。木が腐っていたり、シロアリの被害が出ていたりするのも、浴室まわりが多いです。
解体してみないと分からない部分なので、見積もりの段階では「土台に傷みがあった場合の補修費」を別に示してもらうと安心です。最初から余裕を持った予算を考えておけば、工事が始まってから慌てずに済みます。浴室の入口の床が沈む、脱衣室の床がふかふかするといった症状がある家は、床下の点検を先に受けておくとよいと思います。
交換の機会に断熱と使いやすさもあわせて見直す
浴室の交換は、壁や床をいったん解体する数少ない機会です。このときに、浴室の外側の壁や床下に断熱材を入れておくと、ユニットバス本体の断熱性能を生かしやすくなります。浴室に窓がある場合は、窓を小さくしたり、断熱性の高い窓に替えたりすることも考えたいところです。
私たちは新築で高気密・高断熱の家を建ててきましたが、浴室を暖かくするには本体だけでなく、まわりの壁や床、窓まで含めて考えることが大切だと感じています。脱衣室との温度差が小さくなれば、冬の入浴の負担も軽くなります。手すりの下地や入口の段差も、この機会にあわせて整えておくと、将来に備えやすくなります。
国の補助金を使うときの考え方
浴室のリフォームでは、国の「みらいエコ住宅2026事業」を使える場合があります。ただし、浴室を交換するだけでは対象になりにくく、窓や壁、床の断熱改修などの工事と組み合わせたうえで、高断熱浴槽などが補助の対象に加わる仕組みです。申請は登録された事業者が行い、交付申請は遅くとも2026年12月31日までとされています。予算に達すると早く締め切られることもあるので、検討している方は早めに確認してください。
対象の工事や補助額は、住宅省エネ2026キャンペーンの公式サイト(国土交通省ほか)で確認できます。制度は年度ごとに変わりますので、最新の条件を確かめたうえで計画を立てましょう。
まとめ 現状を測り、見えない部分の予算を確保する
ユニットバスへの交換は、費用の目安が百万円前後、工期は数日から一週間ほどです。在来浴室からの変更では、土台や配管の補修が必要になることがあり、その分の予算と日数を見ておくと安心です。交換の機会に、浴室まわりの断熱や窓、手すりの下地もあわせて考えると、冬のお風呂の快適さが変わります。
静岡市で浴室のリフォームを考えている方は、今の浴室の広さと、気になっている症状を写真に撮っておくだけでも、相談が進めやすくなります。年内に工事を終えたい場合は、ショールームの予約や商品の手配を考えると、十月のうちに動き出すのがちょうどよい時期です。
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