カーポートの台風対策とは?焼津市の工務店が設置費用と耐風圧を解説
こんばんは、かおり木工房の宗野です。
焼津市では、秋らしい澄んだ空の日が増えてきました。台風の季節も終わりに近づいていますが、十月に入ってから大きな台風が来た年もあり、まだ気は抜けません。
台風のあとにご相談が増えるのが、カーポートの屋根が飛んだ、柱が傾いたというお話です。今日は、カーポートの台風対策について、設置するときの選び方と費用の目安、今あるカーポートの点検のポイントをお話しします。
カーポートが台風で壊れる理由
カーポートは、柱の上に屋根を載せただけの、壁のない構造です。強い風が吹くと、屋根の下に入りこんだ風が屋根を下から押し上げます。飛行機の翼と同じように、屋根を持ち上げる力が働くのです。
特に、片側の柱だけで屋根を支える片側支持のカーポートは、風の力が柱の根元に集中しやすい形です。屋根の板は、強い風を受けたときに、あえて外れるように作られている製品も多くあります。屋根の板が外れることで風の力を逃がし、柱や本体が倒れるのを防ぐ考え方です。
外れた屋根の板が車や隣の家に当たると、別の被害につながります。台風の多い地域では、風に強い製品を選ぶことと、普段の点検の両方が大切です。
柱の根元の基礎が浅かったり、コンクリートの量が足りなかったりすると、強い風で柱ごと傾くこともあります。カーポートの強さは、製品の性能だけでなく、取り付ける工事の丁寧さにも左右されます。
耐風圧の目安と製品の選び方
カーポートの風への強さは、どのくらいの風速に耐えられるかという耐風圧の性能で示されます。一般的な製品では風速三十数メートル相当、強風地域向けの製品では四十メートル台に対応するものがあります。どの程度の風がどのくらい危険なのかは、気象庁の風の強さと吹き方の解説が参考になります。
焼津市は海に面していて、台風のときは海からの強い風を受けやすい地域です。屋根の形や柱の本数、両側で支える形かどうかによっても強さは変わります。強風のときだけ屋根の下に取り付けるサポート柱を用意しておく方法もあります。
海に近い地域では、潮風による腐食にも気を配りたいところです。アルミの柱でも、塩分が付いたままだとまだらに腐食することがあります。塩害に配慮した仕上げの製品を選ぶこと、ときどき水で洗い流すことで、長持ちさせやすくなります。
屋根の板の素材にも違いがあります。よく使われるポリカーボネートの板は、割れにくく光を通すのが特徴です。熱を通しにくい加工をした板を選ぶと、夏の車内の温度上昇をやわらげる効果も期待できます。
設置費用と工期の目安
カーポートの費用は、大きさと性能によって大きく変わります。一般的な目安として、一台用で本体と工事を合わせて二十万円台から四十万円前後、二台用で四十万円から八十万円ほどになることが多いです。耐風圧や積雪の性能が高いもの、屋根の板の種類によって費用が上がります。
地面が土や砂利の場合は、土間コンクリートの工事が別にかかります。柱を立てる場所には基礎をつくり、コンクリートが固まる時間も必要です。工期はカーポート本体だけなら一日から三日ほどですが、土間コンクリートも一緒に行うと一週間前後かかることもあります。
見積もりを比べるときは、本体の価格だけでなく、柱の基礎の工事、既存の土間コンクリートを切る工事、残土の処分、雨どいの排水の処理が含まれているかを確認してください。古いカーポートを撤去して交換する場合は、撤去と処分の費用も別にかかります。
設置の前に確認したい手続きと敷地の条件
カーポートは屋根と柱があるため、建築基準法では建築物として扱われます。地域や大きさによっては、建築確認の手続きが必要になり、建ぺい率の計算にも関係します。敷地にどのくらいの余裕があるかは、家を建てたときの図面と照らし合わせて確認しておくと安心です。
敷地の条件では、屋根から落ちる雨水の行き先、隣の家との距離、道路へのはみ出し、地面の下を通る水道管や排水管の位置を確かめます。柱を立てる場所の下に配管があると、基礎がつくれないことがあります。
車の出し入れのしやすさも大切です。柱の位置によっては、車のドアを開けたときに当たったり、駐車のときに切り返しが増えたりします。今乗っている車だけでなく、将来乗り換えるかもしれない車の大きさも考えて、柱の位置を決めておくと後悔が少なくなります。
今あるカーポートの台風前の点検
すでにカーポートがある家では、台風の前に次のような点を確認しておくと安心です。屋根の板を留めている金具の外れやゆるみ、柱の根元のさびやひび、柱を手で押したときのぐらつき、屋根の上にたまった落ち葉や砂です。
強い台風が近づいているときは、可能であれば車を別の場所に移すことも考えてください。サポート柱が付いている場合は、取り付けを忘れないようにします。万一壊れてしまったときは、火災保険の風災で補償される場合がありますが、契約の内容によって違うので、加入している保険の内容を確認しておくとよいでしょう。
屋根の板が一枚だけ外れた、割れたという場合は、板の交換だけで直せることがあります。製品の型番がわかると部材を手配しやすいので、取扱説明書や保証書を保管しておくと、いざというときに役立ちます。
カーポートは家の外まわりの一部として考える
カーポートを付けるときに見落としがちなのが、家の窓との関係です。南側の窓の前にカーポートの屋根があると、冬の日差しがさえぎられ、部屋が暗く寒く感じることがあります。屋根の板の色や透け具合、設置する位置で、日当たりへの影響は変わります。
かおり木工房は新築で高気密・高断熱の家を建ててきた工務店として、冬の日差しを部屋に取り込むことの大切さを日々感じています。外まわりの工事も、家の中の暮らしとつなげて考えることで、後悔の少ない計画になります。
まとめ 風に強い製品選びと普段の点検で備える
カーポートは、屋根が風で下から持ち上げられることで壊れやすくなります。設置するときは耐風圧の性能や支え方、塩害への備えを確認し、敷地の条件や手続きもあわせて確かめておくことが大切です。今あるカーポートは、台風の前に金具や柱の根元を点検しておくと安心です。
焼津市でカーポートの新設や交換を考えている方は、敷地や窓の位置を見たうえで、合う形と大きさをご提案します。お気軽にご相談ください。
あわせて読みたい
あわせて読みたい
かおり木工房では、静岡市・焼津市・藤枝市を中心に、断熱・耐震を含む性能向上リフォームから水まわりの交換まで、住まいの困りごとに一軒ずつ向き合っています。新築で高気密・高断熱の家づくりを続けてきた工務店として、見えない部分まで確かめてからご提案します。
資料請求はこちらから
賢い夫婦がやっぱり選んだ注文住宅専門工務店「かおり木工房」
住所:静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(9時から18時・水曜定休)
社長直通:090-6587-4713(「HP見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市