キッチンリフォームの費用と工期とは?焼津市の工務店が配置変更の注意点を解説
こんばんは、かおり木工房の宗野です。
十月に入り、焼津市でもあちこちから金木犀の香りがしてくる季節になりました。暑さがやわらぎ、台所に立つ時間が苦にならなくなると、「そろそろキッチンを新しくしたい」というご相談が増えてきます。
今日は、キッチンリフォームの費用と工期について、今の場所で交換する場合と、配置を変える場合の違いをお話しします。
なぜキッチンリフォームは費用の幅が大きいのか
キッチンリフォームの費用は、数十万円で済む場合もあれば、数百万円かかる場合もあります。この差が生まれる理由は、大きく二つあります。
ひとつは、キッチン本体のグレードです。同じ幅のシステムキッチンでも、扉の素材、天板の種類、食洗機やコンロの機能で価格は大きく変わります。もうひとつは、工事の範囲です。今と同じ場所に新しいキッチンを置くだけなのか、壁付けのキッチンを対面式に変えるのかで、必要な工事がまったく違ってきます。
見積もりを見るときは、キッチン本体の価格と工事の費用を分けて見ることが大切です。本体の割引率が大きく見えても、工事費が高ければ総額は変わりません。反対に、総額だけで比べると、工事の範囲が違う見積もりを同じものとして比べてしまうことがあります。
今の場所で交換する場合
今と同じ場所に同じ向きで新しいキッチンを入れる場合、工事は比較的シンプルです。古いキッチンを撤去し、給排水とガスや電気をつなぎ直し、新しいキッチンを据え付けます。キッチンまわりの壁や床の張り替えを含めても、工期は数日から一週間程度が一般的です。
費用は、キッチン本体と工事費を合わせて、百万円前後がひとつの目安になります。本体のグレードによって上下します。ガスコンロからIHに替える場合は、電気の専用回路の工事が必要になることがあります。分電盤の容量が足りるかどうかも確認しておきたい点です。
同じ場所での交換でも、キッチンの高さは見直せます。昔のキッチンは今より低めのものが多く、腰をかがめて使っている方も少なくありません。身長に合った高さにするだけで、毎日の負担はずいぶん変わります。吊り戸棚を使いやすい高さに下ろせるタイプに替える、引き出し式の収納にするといった工夫も、年齢を重ねるほど効いてきます。
配置を変える場合に考えること
壁に向かったキッチンを対面式に変えたい、というご希望もよくいただきます。リビングにいる家族と話しながら料理ができるのは、対面式の大きな魅力です。
配置を変える場合は、給水と排水の配管を移動する必要があります。排水管には水が流れるための勾配が必要なので、床下の高さが足りないと、床を上げる工事が必要になることがあります。換気扇のダクトも、外壁までのルートを考え直さなければなりません。間仕切りの壁を撤去する場合は、その壁が建物を支える壁かどうかの確認が欠かせません。
こうした工事が加わるため、配置を変えるリフォームは費用も工期も大きくなります。工期は二週間から一か月程度かかることもあります。工事中はキッチンが使えない期間が長くなりますので、その間の食事をどうするかも含めて計画を立てます。
焼津市の古い住宅で多い床下の問題
焼津市の築年数が経った住宅でキッチンの床をはがすと、床下の湿気や、配管のまわりの傷みが見つかることがあります。長年の小さな水漏れで、床の下地が傷んでいる例もあります。キッチンのリフォームは、床下を確かめる良い機会です。
キッチンの床が冬に冷たい、という悩みもよく聞きます。古い家では、床下に断熱材が入っていないか、入っていても薄いことが多いからです。床をはがすときに断熱材を入れれば、足元の冷たさはかなり和らぎます。
私たちは新築で高気密・高断熱の家を建てていますので、リフォームでも床や窓の断熱をあわせて提案することが多いです。キッチンが寒くなければ、冬の朝に台所へ立つのがずいぶん楽になります。
リフォームの支援制度は、国土交通省「リフォーム支援制度まるわかりガイド」で調べられます。省エネ性能の高い設備や断熱改修には補助が出る場合がありますので、最新の条件を確認してください。
ショールームに行く前に決めておきたいこと
キッチンのリフォームを考え始めると、まずショールームに足を運ぶ方が多いと思います。最新のキッチンは魅力的で、見ているうちにあれもこれも欲しくなります。気がつくと、最初の予算を大きく超えていた、というのはよく聞く話です。
ショールームに行く前に、予算の上限と、今のキッチンで一番困っていることを家族で話し合っておくと、選ぶときの軸がぶれません。食洗機は必要か、コンロはガスかIHか、ゴミ箱をどこに置くか、今使っている炊飯器や電子レンジをどこに置くか、といった点も書き出しておくと便利です。
ショールームでは、実際にキッチンの前に立って、天板の高さを確かめてください。普段よく履くスリッパで立つと、実際の使い心地に近くなります。引き出しを開け閉めして、重い鍋を入れたときの感覚も試しておきたいところです。
見積もりを取るときは、ショールームでもらう本体の見積もりと、工事を行う会社の見積もりを合わせて見る必要があります。解体、配管、電気、内装、廃材処分まで含めた総額で比べてください。
工事中の暮らし方も、事前に考えておきたい点です。今の場所での交換なら、キッチンが使えないのは数日です。その間は、電子レンジや電気ケトルを別の部屋に置いて、簡単な食事でしのぐご家庭が多いです。配置を変える工事で期間が長くなる場合は、仮設の流し台を用意できるかどうかも相談してみてください。
まとめ 本体の価格より、工事の範囲で費用が決まる
キッチンリフォームの費用は、キッチン本体のグレードと工事の範囲で決まります。今の場所で交換するなら工期は短く、費用も抑えやすくなります。配置を変えるなら、配管や換気、壁の構造まで確認が必要です。
焼津市でキッチンのリフォームを考えている方は、今のキッチンで困っていることを書き出してみてください。高さが合わない、収納が足りない、冬に足元が寒い、家族と会話しにくい。困りごとがはっきりすると、交換で済むのか、配置から変えるべきかが見えてきます。焼津市内の現地を拝見しながら、ご予算に合った進め方を一緒に考えます。
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