古い家の電気代が高くなる本当の理由とは
― 節約しているのに電気代が下がらないのは、家そのものが原因かもしれません ―
最近、電気代が高くなったという声をよく耳にします。
「エアコンを我慢しているのに電気代が高い」
「設定温度を下げているのに電気代が変わらない」
「暖房費が年々高くなっている」
こうした相談は、特に築30年以上の住宅で多く聞かれます。
多くの人は、電気代が高くなる理由を
・電気料金の値上げ
・家電の使いすぎ
・節電不足
と考えがちです。
しかし実際には
住宅そのものの性能
が大きく影響していることがあります。
古い住宅では、家の構造そのものがエネルギーを無駄にしてしまうことがあるのです。
暖房しても暖かくならない理由
冬になると、こんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
暖房をつけているのに部屋が暖まらない。
エアコンを止めるとすぐ寒くなる。
この原因の一つが
断熱性能の低さ
です。
住宅の断熱性能とは、室内の熱を外へ逃がさない性能のことです。
昔の住宅では、現在の住宅と比べて断熱材が少ないことが多くあります。
壁の中に入っている断熱材の厚みが薄かったり、天井に断熱材が入っていない住宅もあります。
そのため暖房で作った熱が、外へ逃げやすくなります。
つまり
暖房しても熱が外へ逃げる
↓
また暖房を強くする
↓
電気代が上がる
という状態になってしまうのです。
窓から逃げる熱
住宅の熱は、どこから逃げるのか。
実はその多くが
窓
です。
一般的な住宅では、熱の流出の約50%が窓からと言われています。
昔の住宅では、アルミサッシの単板ガラスが多く使われていました。
この窓は断熱性能が低く、外気の影響を受けやすい特徴があります。
冬は冷たい空気が窓から伝わり、室内の温度を下げます。
その結果、暖房を強く使う必要が出てきます。
夏も同じ問題が起きている
電気代の問題は、冬だけではありません。
夏も同じような問題が起きています。
断熱性能が低い住宅では、外の熱が室内へ入りやすくなります。
特に影響が大きいのが
・屋根
・天井
・窓
です。
屋根は太陽の熱を直接受けます。
断熱が弱い住宅では、その熱が室内へ伝わりやすくなります。
その結果、エアコンをつけても室温が下がりにくくなります。
エアコンが長時間運転するため、電気代が高くなります。
エアコンの問題ではない
電気代が高いとき、多くの人が最初に疑うのがエアコンです。
「エアコンが古いから電気代が高いのではないか」
確かに古いエアコンは効率が悪い場合もあります。
しかし実際には
住宅の性能の影響のほうが大きい
ことも多いのです。
エアコンは空気を冷やしたり暖めたりする機械です。
しかし家の断熱性能が低いと、その空気がすぐ外へ逃げてしまいます。
つまりエアコンが悪いのではなく、家がエネルギーを逃がしているのです。
電気代を下げるリフォーム
古い住宅でも、電気代を下げる方法はあります。
その一つが
断熱リフォーム
です。
断熱リフォームにはいくつかの方法があります。
・窓の断熱改善
・天井断熱の強化
・床断熱の改善
特に効果が大きいのが窓のリフォームです。
例えば
内窓を設置する
断熱サッシへ交換する
こうした工事によって、室内の温度環境は大きく改善することがあります。
家の性能が暮らしを変える
住宅の性能は、毎日の暮らしに大きく影響します。
断熱性能が低い住宅では
・冬は寒い
・夏は暑い
・電気代が高い
という状態になりやすくなります。
しかし住宅の性能を改善することで、快適性も光熱費も大きく変わる可能性があります。
家は毎日過ごす場所だからこそ、その性能はとても重要です。
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