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中古住宅リフォームでよくある「やりすぎリフォーム」とは

― お金をかけたのに住み心地が良くならない家の共通点 ―

中古住宅を購入してリフォームする人は、ここ数年で大きく増えています。
理由はシンプルで、新築住宅の価格が大きく上昇しているからです。

建築資材の価格上昇
人件費の上昇
土地価格の上昇

こうした要因が重なり、住宅価格は10年前と比べてかなり高くなりました。

そのため、

「中古住宅を買ってリフォームすれば安く住めるのではないか」

と考える人が増えています。

しかし実際の住宅相談では、

中古住宅をリフォームしたのに満足できない家

というケースも少なくありません。

例えば、

・リフォームに1500万円かけたのに冬は寒い
・おしゃれな家になったのに光熱費が高い
・見た目は綺麗なのに住み心地が悪い

こうした問題が起きる理由は、

リフォームの優先順位を間違えているから

です。

住宅リフォームでは、

お金をかければ良い家になるわけではありません。

むしろ、間違った場所にお金をかけると

「やりすぎリフォーム」

になってしまいます。

今回は住宅の現場でよく見かける、

中古住宅リフォームのやりすぎ問題

について解説します。


やりすぎリフォーム①

内装をすべて新しくする

中古住宅を購入したとき、多くの人がまず考えるのが

内装の全面リフォーム

です。

例えば

・壁紙を全部張り替える
・床をすべてフローリングにする
・天井クロスを張り替える
・照明を全部交換する

こうしたリフォームです。

確かにこれを行うと、

家は一気に綺麗になります。

築30年の家でも、

見た目だけなら

新築のような空間

になります。

しかしここで重要なのは、

住宅の性能は変わっていない

ということです。

例えば、

冬寒い家は
壁紙を張り替えても寒いままです。

夏暑い家は
床を張り替えても暑いままです。

つまり内装リフォームは

見た目を整える工事

であり、

住み心地を改善する工事ではありません。

内装だけにお金を使うと、

見た目は新築でも
住み心地は古い家のままになります。


やりすぎリフォーム②

設備を高級仕様にしてしまう

中古住宅リフォームでよくあるのが、

設備のグレードアップ

です。

例えば

・高級キッチン
・大型ユニットバス
・最新の洗面台
・ハイグレードトイレ

などです。

設備は毎日使うものなので、

新しくすると満足度は確かに上がります。

しかしここで問題になるのが

住宅性能とのバランス

です。

例えば、

断熱性能が低い住宅で
高級キッチンを入れても

冬は寒いままです。

窓の断熱性能が低い住宅では、

どんなユニットバスでも
脱衣所は寒いままです。

つまり設備だけを新しくしても、

住宅の根本的な問題は

何も解決していない

のです。

住宅リフォームでは

設備よりも優先するべきものがあります。

それが

住宅の基本性能

です。


やりすぎリフォーム③

デザインを優先しすぎる

最近は

デザイン重視のリフォームも増えています。

例えば

・アイランドキッチン
・吹き抜け
・大きな窓
・間接照明

こうしたデザインリフォームです。

確かにこうした空間は

非常におしゃれです。

しかし住宅では、

デザインと性能はセット

で考える必要があります。

例えば、

大きな吹き抜けを作ると
暖房効率は下がります。

大きな窓を増やすと
断熱性能は下がります。

特に中古住宅では

断熱性能が低いことが多いため、

デザインだけを優先すると

光熱費が高い家

になることがあります。

住宅では、

デザインよりも先に

住宅性能

を考える必要があります。


やりすぎリフォーム④

間取り変更をやりすぎる

中古住宅リフォームでは、

間取り変更を行うケースも多くあります。

例えば

・和室をLDKにする
・壁を取って大空間にする
・部屋数を減らす

こうした工事です。

しかしここで注意が必要なのが

構造バランス

です。

住宅には

建物を支えるための

耐力壁

があります。

これらを無理に変更すると、

住宅の耐震性能が低下することがあります。

また、

大きな間取り変更は

工事費用も大きく増えます。

場合によっては、

間取り変更だけで

数百万円

かかることもあります。

中古住宅では

必要な部分だけ変更する方が、

費用と性能のバランスが良くなります。


本当にお金をかけるべき場所

中古住宅リフォームでは、

お金をかけるべき場所があります。

それは

住宅の基本性能

です。

具体的には

・断熱
・窓
・気密
・防水

こうした部分です。

例えば、

窓の断熱性能が改善すると

室温は大きく安定します。

断熱性能が上がると

光熱費も下がります。

つまり住宅では

見た目より性能

が重要なのです。


中古住宅リフォームで成功する考え方

中古住宅リフォームで成功する人は、

次の順番で考えています。

1
住宅の劣化確認

2
雨水対策

3
断熱性能改善

4
窓性能改善

5
最後に内装

この順番でリフォームすると、

無駄な工事がなくなります。

逆に

内装から始めると、

後から断熱工事をする際に

壁を壊すことになり、

工事が二度手間になることがあります。

中古住宅リフォームでは

順番が非常に重要

になります。


まとめ

リフォームは「見た目より性能」

中古住宅リフォームでは、

お金をかければ良い家になるわけではありません。

重要なのは

どこにお金をかけるか

です。

内装
設備
デザイン

これらは後からでも改善できます。

しかし

断熱

構造
防水

こうした部分は

住宅の寿命に大きく関わります。

中古住宅リフォームでは、

見た目ではなく

住宅の基本性能

を優先することが重要です。


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静岡市・焼津市・藤枝市


次の記事では

「中古住宅リフォームで“窓を変えるだけでは寒さが解決しない理由”」

を、さらに深掘りして解説します。

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