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なぜ風が吹かない日は家の空気が止まるのか?

― 自然換気だけに頼る住宅の限界とは ―

風がない日は空気も動かない

古い住宅でよくある感覚があります。

・風が強い日は空気が動く
・窓を開けると風が抜ける
・しかし風がない日は空気がこもる

このような経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

実はこれは偶然ではありません。

古い住宅の多くは

自然換気

という考え方で作られているためです。

自然換気とは、風や温度差によって空気が自然に動くことを利用する仕組みです。

しかしこの方法には大きな特徴があります。

それは

自然条件に大きく左右される

という点です。

つまり

風がある日は空気が動き
風がない日は空気が止まる

という住宅になりやすいのです。


自然換気とは何か

自然換気とは、機械を使わずに空気を入れ替える方法です。

住宅では主に

・窓を開ける
・隙間から空気が入る
・温度差で空気が動く

といった仕組みによって換気が行われます。

昔の住宅は、この自然換気を前提として設計されていました。

そのため

・風通しの良い間取り
・窓を多く配置する

といった工夫がされてきました。

しかし自然換気には弱点があります。

それは

風がなければ機能しない

という点です。


空気は圧力差で動く

空気が動くためには

圧力差

が必要です。

例えば

・風が建物に当たる
・温度差が生まれる

こうした状況で空気の圧力が変わり、空気が移動します。

しかし

風が弱い日や気温差が少ない日は

圧力差がほとんど生まれません。

その結果

空気は動かず、家の中に留まることになります。

つまり

窓を開けていても

空気は動かない

という状態が起きます。


住宅の周囲の環境も影響する

住宅の換気は、周囲の環境にも影響を受けます。

例えば

・住宅密集地
・高い建物に囲まれている
・風が遮られる場所

こうした環境では、風が住宅に届きにくくなります。

その結果

自然換気がほとんど機能しない住宅になります。

都市部の住宅では、こうした状況が珍しくありません。


古い住宅は換気の設計がない

現在の住宅では

計画換気

という仕組みが導入されています。

これは

・給気口から空気を入れ
・住宅内を通し
・排気口から外へ出す

という空気の流れを設計する方法です。

この仕組みによって

風がない日でも
家の空気を入れ替えることができます。

しかし古い住宅では

・給気口がない
・排気計画がない

という場合が多く

空気の流れが作られていません。

そのため

自然条件に頼る換気

になってしまいます。


空気が動かない家で起きること

空気が動かない住宅では

・空気がこもる
・室内環境が安定しない
・空気の入れ替わりが不十分になる

といった状態が起きやすくなります。

特に

風が弱い日や天候が安定している日には

家の空気がほとんど動かない

こともあります。

これは住宅の性能というより

換気の仕組みの問題

です。


まとめ

風が吹かない日に家の空気が止まる理由は

・自然換気に頼っている
・圧力差が生まれない
・住宅の周囲環境の影響

といった要素が重なるためです。

自然換気は昔から使われてきた方法ですが

風があるときだけ機能する換気

とも言えます。

そのため住宅の空気環境を安定させるためには

自然条件に左右されない換気の仕組みが重要になります。


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次回予告

次回は
「住宅の空気は一日にどれくらい入れ替わっているのか?」
というテーマで、住宅換気の基準について解説します。

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