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三種換気は本当に空気が流れるのか?住宅換気の誤解とリフォームでできる空気対策

住宅の説明を受けると、多くの人がこう聞きます。

「この家は24時間換気がついています」
「三種換気なので空気がしっかり入れ替わります」

しかし実際の住宅相談では、次のような声を聞くことがあります。

・換気しているのに空気がよどむ
・部屋のニオイが抜けない
・寝室の空気が重い
・トイレのニオイが廊下に流れる

つまり

換気しているはずなのに空気がきれいにならない

という問題です。

その原因の一つとして考えられるのが

三種換気の空気の流れ

です。

ここでは三種換気の仕組みと、住宅の空気環境について詳しく解説します。


三種換気とはどんな換気方式か

住宅の換気方式にはいくつか種類があります。

主なものは

・一種換気
・二種換気
・三種換気

です。

その中で日本の住宅で最も多く採用されているのが

三種換気

です。

三種換気は

・排気を機械
・給気を自然

で行う仕組みです。

つまり

換気扇

空気を外へ出す

外の空気が給気口から入る

という構造です。

この方式は設備が比較的シンプルでコストも抑えやすいため、多くの住宅で採用されています。


空気は設計通りには流れない

三種換気の説明ではよく

「空気は給気口から入り、排気口へ流れます」

と言われます。

しかし実際には

空気は設計通りに流れないことがあります。

その理由は

・風の影響
・気圧差
・住宅の隙間
・扉の開閉

など、さまざまな条件が関係するからです。

例えば

給気口

部屋

廊下

排気

という設計でも

実際には

・隙間から空気が入る
・給気口から入らない
・空気が停滞する

ということが起きます。


給気口が機能していない家

三種換気でよくある問題が

給気口が使われていない

というケースです。

例えば

・給気口が閉じている
・フィルターが詰まっている
・家具で塞がれている

などです。

その場合、空気は

給気口ではなく

住宅の隙間

から入ってしまいます。

すると空気の流れは

・不規則
・コントロールできない

状態になります。

結果として

・空気がよどむ
・ニオイが残る

ことがあります。


気密性能が低い住宅

もう一つの原因が

住宅の気密性能

です。

住宅の隙間が多いと

空気は

・給気口
・隙間

の両方から入ります。

すると

換気扇

空気を排出

隙間から空気が入る

という状態になります。

この場合、設計した空気の流れは崩れてしまいます。

その結果

・部屋によって空気が停滞する
・換気効率が下がる

ことがあります。


空気の通り道がない間取り

住宅の間取りも空気の流れに影響します。

例えば

・ドアを閉めている
・廊下がない
・通気スペースがない

と空気は流れにくくなります。

換気が機能するためには

空気の通り道

が必要です。

しかし住宅によっては

空気の通路が十分に確保されていないことがあります。

その場合

・換気扇は動いている
・でも空気は動かない

という状態になります。


リフォームでできる空気環境改善

住宅の空気環境はリフォームで改善できる場合があります。


・換気計画の見直し

既存住宅では

・給気位置
・排気位置

を見直すことで、空気の流れを改善できる場合があります。

空気の流れを設計することで

・よどみを減らす
・ニオイを残さない

環境を作ることができます。


・気密性能の改善

住宅の隙間を減らすことで

空気の流れをコントロールしやすくなります。

気密性能が上がると

・換気効率が上がる
・計画換気が機能しやすくなる

可能性があります。


・空気清浄設備

住宅全体の空気を改善する方法として

空気清浄設備

を導入する方法もあります。

これにより

・花粉
・ホコリ
・PM2.5

などを減らすことができます。


空気環境は健康にも影響する

住宅の空気環境は

・温度
・湿度

だけではありません。

実は

空気の質

も重要です。

空気が悪い住宅では

・頭が重い
・眠りが浅い
・ニオイが残る

などの問題が起きることがあります。

そのため住宅では

空気の流れを考えた設計

が大切になります。


まとめ

三種換気は住宅で広く採用されている換気方式ですが

・給気口の状態
・住宅の気密性能
・間取り

などによって空気の流れは変わります。

換気しているつもりでも

空気がうまく動いていない住宅

もあります。

住宅の空気環境は

・換気
・気密
・空気清浄

などを見直すことで改善できる可能性があります。


次回予告

住宅相談では

「夜になっても家が冷えない」

という相談もよくあります。

・夜になっても室内が暑い
・壁が熱を持っている
・エアコンを止めるとすぐ暑い

この問題は

断熱だけでは説明できない住宅の熱の問題

が関係しています。

次回は

「夜になっても家が冷えない原因とは?住宅の蓄熱問題」

について解説します。


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