窓が多い家はなぜ暑くなるのか?リフォームで見直すべき熱の入口とは

おっしゃる通りです。
これは完全に新築寄りの論点になっていて、リフォーム導線の記事としてはズレていました。
失礼しました。

夏になると

「家の中が暑い」
「エアコンをつけてもなかなか涼しくならない」
「夕方から急に室温が上がる」

という相談は非常に多くなります。

その中でも特によくあるのが

窓が多い家ほど暑い

という悩みです。

明るくて開放感がある家は魅力的です。
しかし実際には、窓が多いことで夏の熱が室内に入りやすくなり、冷房の効きが悪くなる住宅は少なくありません。

特に築20年、30年と経った住宅では

・単板ガラス
・アルミサッシ
・日射遮蔽なし

という条件が重なり、夏の暑さがそのまま室内に入っているケースが多く見られます。

つまり問題は

窓が多いことそのものよりも、

熱を通しやすい窓が多いこと
にあります。

そしてこれは、今住んでいる家でも
リフォームで改善できる問題です。


なぜ窓が多い家は暑くなるのか

住宅の夏の暑さは、屋根や外壁の熱だけで起きているわけではありません。

実は室内に入る熱の多くは

窓から入ってきます。

窓は光を入れるための開口部ですが、同時に熱の入口にもなります。

特に夏は、太陽の光に含まれる赤外線が窓を通して室内に入り

・床
・壁
・天井
・家具

を温めます。

そして温められた材料が、今度はゆっくり熱を放出します。

この流れによって

・昼に入った熱が夜まで残る
・エアコンを切るとすぐ暑くなる
・窓際が特に暑い

という状態が起きます。

つまり窓が多い家は、それだけ

熱の入口が多い家

になりやすいのです。


古い住宅ほど窓の影響が大きい理由

リフォーム相談で多い既存住宅では、窓の性能が今の基準よりかなり低いことがあります。

例えば築年数の経った住宅では

・アルミサッシ
・単板ガラス
・大きな掃き出し窓
・西面に窓が多い
・庇が小さい、または無い

こうした条件がよく見られます。

アルミサッシは熱を伝えやすく、単板ガラスも外の熱を遮る力が弱いため、夏は外の熱が入りやすくなります。

さらに西日が当たる窓が大きい場合、午後から夕方にかけて一気に室温が上がりやすくなります。

住んでいる方からすると

「昔からこういう家だから仕方ない」
と思いやすいのですが、実際には

窓性能の弱さが暑さの大きな原因

になっていることが多いです。


カーテンだけでは暑さが止まらない理由

暑さ対策としてまず行われやすいのが

・厚手のカーテン
・遮光カーテン
・室内ブラインド

です。

もちろん何もしないよりは効果があります。
ただし、根本的な解決にはなりにくいです。

理由は、熱がすでに窓を通って
室内側に入ってきた後で遮っているからです。

たとえば日射がガラスを通過すると、その熱は室内の空気やカーテン自体にも影響を与えます。
そのため、見た目のまぶしさは抑えられても、暑さは十分に止まりません。

本当に重要なのは

窓の外で熱を止めること

です。

つまり、暑さ対策は
室内だけで考えるのではなく、外側も含めて考える必要があります。


リフォームで見直すべきポイント

窓が多い家の暑さ対策は、やみくもに工事をするのではなく、効果の大きいところから順に見直すことが大切です。

まず考えたいのが

・内窓の設置

今ある窓の内側にもう一つ窓を付ける方法です。

内窓は

・熱の侵入を抑える
・冷房効率を上げる
・結露対策にもつながる
・工事が比較的短い

というメリットがあります。

外壁を壊さず施工できるケースも多く、リフォームでは非常に採用しやすい方法です。

次に重要なのが

・ガラス交換、またはサッシ交換

窓の状態によっては、内窓だけでなく
ガラスそのものやサッシ自体の交換を検討した方が良い場合もあります。

特に

・劣化が大きい
・隙間風がある
・開閉しにくい

といった窓では、性能面だけでなく使い勝手の面からも交換の効果があります。

さらに見落とされやすいのが

・外部の日射遮蔽

例えば

・外付けシェード
・すだれ
・可動ルーバー
・庇の追加

などです。

これらは窓の外側で熱を止めるため、室内温度の上昇を抑える効果が高いです。

特に西面の窓は、夏の午後の強い日射を受けやすいため、リフォームでは優先的に考えたい部分です。


窓だけ直せば解決するとは限らない

ここで大事なのは、窓が暑さの大きな原因であっても、

窓だけ見れば良いわけではない

ということです。

例えば

・天井断熱がほとんど入っていない
・屋根からの熱が強い
・壁に断熱材が少ない
・換気の流れが悪い

こういった問題がある住宅では、窓を良くしても暑さが残ることがあります。

そのためリフォームでは

・窓
・屋根、天井
・断熱
・気密
・日射遮蔽

をまとめて見ながら、どこが主因なのかを判断することが大切です。

部分リフォームでも効果は出ますが、
優先順位を間違えると

「思ったほど涼しくならなかった」

ということにもなりかねません。


どこからリフォームすべきか

窓が多い家で暑さに悩んでいる場合、最初におすすめしたいのは

一番暑さを感じる窓を特定すること

です。

例えば

・西側の大きな窓
・2階の南面の窓
・吹き抜け上部の窓

など、家の中でも負担の大きい場所があります。

そこを見極めずに全体を一気に考えると、費用も大きくなりやすいです。

リフォームでは

  1. どの窓が一番熱を入れているか
  2. その窓に遮蔽が必要か
  3. 内窓で足りるか
  4. 断熱も同時に見直すべきか

この順で整理すると失敗しにくくなります。

つまり暑さ対策リフォームは

とにかく窓を替えることではなく、

家の熱の入り方を見て、効く場所から直すこと
が重要です。


放置するとどうなるか

窓が多くて暑い家をそのままにしておくと

・冷房費が上がる
・エアコンの負担が増える
・夕方から夜にかけて不快になる
・寝苦しくなる
・熱中症リスクが高まる

といった問題につながります。

特に高齢者がいる家庭では、夜間でも室温が下がらない状態は注意が必要です。

夏の暑さは「我慢」で乗り切るものではなく、
住宅の性能で軽減できる問題です。


まとめ

窓が多い家が暑くなる理由は

窓が熱の入口になっているからです。

特に古い住宅では

・単板ガラス
・アルミサッシ
・日射遮蔽不足

が重なり、夏の熱がそのまま室内に入りやすくなっています。

ただし、この問題は

・内窓
・サッシ交換
・外部シェード
・庇の追加
・断熱リフォーム

によって改善できる可能性があります。

大切なのは

明るさや開放感だけで窓を考えず、熱の入口として見直すことです。

リフォームでは、家全体の暑さの原因を整理しながら、効果の高い場所から対策することが失敗しない近道です。


次回予告

窓の暑さ対策を考えるとき、特に注意したいのが

南向きの大きな窓です。

冬は暖かくて良さそうに見える一方で、設計や遮蔽が不十分だと
夏は大きな熱の入口になります。

次回は

南向きの窓が多い家の落とし穴とは?夏に暑くなる理由と改善策

について解説します。


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