押入れにカビが生える家の原因とは?リフォームでできる湿気対策

住宅相談の現場で、意外と多い悩みがあります。

それが

・押入れを開けるとカビ臭い
・布団に黒い点が出ている
・クローゼットの服が湿っぽい
・収納の壁紙が黒くなっている

という問題です。

特に築20年〜30年の住宅では、このような相談が非常に多くあります。

しかし多くの方は

「収納だから仕方ない」
「掃除すれば大丈夫」

と思ってしまいがちです。

実は押入れのカビは

住宅の断熱性能・空気の流れ・湿気の構造

が関係していることが多く、単なる掃除では根本的な解決にならないケースもあります。

ここでは、押入れにカビが発生する原因と、リフォームでできる湿気対策について詳しく解説します。


押入れは住宅の中で湿気が溜まりやすい場所

押入れやクローゼットは住宅の中でも

最も湿気が溜まりやすい場所

の一つです。

その理由は大きく3つあります。

・空気が動かない
・外壁に接している
・収納物が多い

まず押入れは基本的に

扉を閉めたまま

使用する空間です。

そのため空気の流れがほとんどありません。

室内の空気は常に動いていますが、押入れ内部は空気が停滞しやすくなります。

空気が動かない場所では

・湿気が溜まる
・温度差ができる

という状態になります。

この環境がカビの発生条件を作ってしまいます。


カビが発生する条件

カビが発生する条件は3つあります。

・湿度
・温度
・栄養

この3つが揃うとカビは繁殖します。

住宅の押入れでは

栄養

は常にあります。

例えば

・木材
・紙
・布団
・衣類

これらはすべてカビの栄養になります。

そのため重要なのは

湿度

です。

湿度が

70%以上

になるとカビは繁殖しやすくなります。

押入れ内部では湿度が高くなりやすいため、カビが発生する環境が整ってしまいます。


外壁側の押入れは特に危険

押入れのカビで多いのが

外壁側の収納

です。

押入れは住宅の間取り上

・外壁に接している
・北側に配置されている

ことが多いです。

外壁は外気温の影響を受けるため、冬は壁の温度が低くなります。

その状態で

室内の暖かい空気

押入れ内部に入る

冷たい壁に触れる

すると

結露

が発生します。

この結露が

・壁紙の裏
・合板の表面

などに水分を残し、カビの原因になります。


布団が湿気を持ち込む

押入れの湿気の原因として大きいのが

布団

です。

人は寝ている間に

コップ1杯〜2杯程度の汗

をかくと言われています。

そのため布団にはかなりの湿気が含まれています。

その布団をそのまま押入れに入れると

布団の湿気

押入れ内部に放出

壁で結露

という流れになります。

結果として

・布団にカビ
・押入れの壁にカビ

が発生することがあります。


気密住宅でも起きる問題

最近の住宅は

気密性能

が高くなっています。

気密性能が高い住宅は

・外気が入りにくい
・空気が逃げにくい

という特徴があります。

これは快適性には良い面もありますが

収納内部では

空気が停滞

しやすくなります。

特に

・換気が届かない収納
・閉めたままの押入れ

では湿気が溜まりやすくなります。


リフォームでできる湿気対策

押入れのカビ対策として、リフォームでできる方法はいくつかあります。


・断熱リフォーム

外壁側の押入れでは

壁断熱の改善

が効果的な場合があります。

壁の断熱性能が上がると

・壁の温度が上がる
・結露が発生しにくくなる

可能性があります。

これによりカビの発生を抑えることができます。


・通気の改善

押入れ内部の湿気対策として

・通気口
・換気口

を設置する方法があります。

空気が動くことで

・湿気が溜まりにくい
・カビが発生しにくい

環境になります。


・収納構造の変更

最近のリフォームでは

押入れを

クローゼット化

するケースも増えています。

例えば

・棚の構造を変える
・通気スペースをつくる

ことで空気の流れを作ることができます。


・調湿材料の使用

壁材には

湿度を調整する材料

があります。

例えば

・調湿ボード
・珪藻土

などです。

これらの材料は

湿気が多いときは吸収し
乾燥すると放出する

性質があります。

押入れ内部の湿度を安定させる効果が期待できます。


押入れの湿気対策で家の空気が変わる

押入れのカビ問題は

収納の問題だけではありません。

カビが増えると

・室内の空気が悪くなる
・カビ臭が広がる

ことがあります。

またカビは

・アレルギー
・喘息

などの原因になることもあります。

そのため押入れの湿気対策は

住宅の健康環境

にも関わる重要なポイントです。


まとめ

押入れにカビが発生する原因は

・湿気
・空気の停滞
・壁の温度
・布団の湿気

などが重なっている可能性があります。

特に

・外壁側の収納
・北側の押入れ

ではカビが発生しやすくなります。

しかし

・断熱改善
・換気改善
・通気構造
・調湿材料

などのリフォームで改善できる可能性があります。

収納の湿気対策は

住宅の快適性と健康環境

を守る重要なポイントです。


次回予告

住宅相談では

「朝起きると喉が痛い家」

という相談もよくあります。

・朝になると喉が乾く
・空気が乾燥している
・鼻が詰まる

この問題は

換気・湿度・空気環境

が大きく関係しています。

次回は

「朝起きると喉が痛い家の原因とは?住宅の空気環境と湿度の関係」

について詳しく解説します。


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