リフォーム減税とは?静岡市の工務店が所得税控除と固定資産税の減額を解説
こんばんは、かおり木工房の宗野です。
今日はスポーツの日で、三連休の最終日でした。静岡市内でも、運動会や地域の行事に出かけたご家族が多かったのではないでしょうか。朝晩はすっかり涼しくなり、夕方六時にはもう暗くなるようになりました。
この時期になると、「年内にリフォームを終えると税金が戻ってくると聞いたのですが、本当ですか」というご質問をいただくことが増えます。今日は、リフォームで使える減税の制度について、所得税の控除と固定資産税の減額を中心にお話しします。
リフォーム減税とは何か 二つの税金が軽くなる仕組み
リフォームの減税には、大きく分けて二つの種類があります。ひとつは国の税金である所得税が控除されるもの、もうひとつは市町村の税金である固定資産税が減額されるものです。
補助金と大きく違うのは、工事が終わったあとに自分で手続きをして、はじめて受けられるという点です。所得税は確定申告、固定資産税はお住まいの市町村への申告が必要になります。対象の工事をしていても、申告をしなければ税金は軽くなりません。
もうひとつ大切なのは、工事の内容と住宅の条件、そろえる書類に細かい決まりがあることです。工事が終わってから「この書類は出せません」となると、使えるはずの制度が使えなくなることもあります。減税を考えるなら、工事の前に相談しておくことが一番の近道です。
所得税の控除の対象になる工事
所得税の控除は、正式には住宅特定改修特別税額控除と呼ばれます。対象になるのは、耐震、バリアフリー、省エネ、親世帯との同居に対応するもの、長期優良住宅化、子育てに対応するものの六種類の改修です。国土交通省の資料によると、2026年度の税制改正で、この制度は2028年12月31日まで延長されています。
控除の額は、一般的に、国が定めた標準的な工事費用相当額の十パーセントが目安です。実際に払った工事費そのものではなく、工事の内容ごとに決められた単価で計算するのが特徴です。工事の種類ごとに上限があり、たとえば耐震や省エネは対象となる費用が二百五十万円まで、控除はおおむね二十五万円までとされています。補助金を受け取った場合は、その額を差し引いて計算します。
主な条件としては、自分が持っていて住んでいる住宅であること、登記簿上の床面積が四十平方メートル以上であること、標準的な工事費用相当額が五十万円を超えることなどがあります。所得にも上限があるため、ご自身が当てはまるかどうかは事前に確かめておくと安心です。
固定資産税の減額の仕組みと申告の期限
固定資産税の減額は、工事が終わった翌年度分の家屋の固定資産税が軽くなる制度です。国土交通省の案内では、耐震の改修で二分の一、バリアフリーの改修と省エネの改修で三分の一、長期優良住宅化の改修で三分の二が減額されるとされています。この制度も2026年度の改正で延長されました。
それぞれに条件があります。耐震は昭和五十七年一月一日以前からある住宅であること、バリアフリーは六十五歳以上の方や要介護、要支援の認定を受けた方が住んでいることなど、省エネは窓の断熱工事を含むことなどが求められます。減額される床面積にも上限があります。
注意したいのは、申告の期限です。原則として工事が終わってから三か月以内に、家屋のある市町村へ申告書を出す必要があります。静岡市にお住まいなら、静岡市の固定資産税の担当窓口が提出先になります。工事が終わってほっとしているうちに期限を過ぎてしまう方もいるので、引き渡しのときに書類の段取りまで確認しておくことをおすすめします。
住宅ローンを使うリフォームの場合
リフォームの費用を十年以上のローンで借りる場合は、住宅ローン減税の対象になることがあります。工事費用が百万円を超えることなど、いくつかの条件があります。
ここで迷いやすいのが、所得税の控除との組み合わせです。工事の種類によっては、住宅ローン減税と所得税の控除のどちらか一方を選ぶことになる場合があります。どちらが有利かは、借入額や工事の内容、ご家族の所得によって変わります。金額が大きくなる場合は、税務署や税理士に事前に確認しておくと安心です。
書類と工事前の準備で差がつく
所得税の控除を受けるには、確定申告のときに、増改築等工事証明書や工事請負契約書の写し、工事後の登記事項証明書などを出します。増改築等工事証明書は、建築士事務所に所属する建築士などが、工事の内容を確認したうえで発行するものです。
この証明書は、工事前と工事後の状態がわかる写真や図面、使った材料の性能の資料をもとに作ります。工事が終わってから依頼すると、工事前の写真が残っていないために証明できないこともあります。減税を使いたいと思ったら、契約の前の段階で工事会社に伝えておくことが大切です。
省エネの改修では、窓の断熱が要件の中心になります。かおり木工房は新築で高気密・高断熱の家を建ててきた工務店なので、窓の性能だけでなく、壁や床の断熱、すき間の処理まで含めて、暮らしの快適さが変わる組み合わせをご提案しています。減税のためだけに工事を決めるのではなく、住まいがよくなる工事の結果として減税も受けられる、という順番で考えるのがおすすめです。
年内に工事を終えるなら今から逆算する
所得税の控除は、工事が終わって住み始めた年の分として申告します。年内に工事が終われば、来年二月から三月の確定申告で手続きすることになります。
十月の半ばから年内の完成を目指すなら、時間に余裕はあまりありません。現地調査、見積もり、契約、製品の発注と進むなかで、窓や設備は納期が一か月前後かかることもあります。年末は工事が集中する時期でもあるため、静岡市で年内の工事を考えている方は、早めにご相談いただくと段取りが組みやすくなります。
ただ、無理に年内に押し込む必要はありません。来年に完成しても、制度が続いていれば来年分として申告できます。急ぐあまり、工事の中身の検討が足りなくなるほうが、長い目で見れば損になることもあります。
まとめ 減税は工事の前から準備する
リフォームの減税には、確定申告で受ける所得税の控除と、市町村に申告する固定資産税の減額があります。どちらも工事の内容や住宅の条件、書類に決まりがあり、固定資産税は工事が終わってから三か月以内の申告が原則です。制度の内容や期限は税制改正で変わることがあるため、工事の前に国土交通省のリフォーム促進税制の案内や、税務署、市の窓口で最新の情報を確認してください。
静岡市で耐震や断熱のリフォームを考えている方は、補助金と減税をあわせてどう使えるか、工事の前に一緒に整理しましょう。お困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。
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