なぜ古い家では窓を開けても空気が抜けないのか?
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なぜ古い家では窓を開けても空気が抜けないのか?

― 「風通しがいい家」の思い込みとリフォーム現場の実態 ―

こんばんは、かおり木工房のそうのです。

今日は少し風がありましたが、こういう日は「窓を開ければ空気が抜ける」と感じる方も多いと思います。

しかしリフォーム相談の現場では、こんな声をよく聞きます。

「窓を開けているのに空気がこもる」
「昔の家だから風通しはいいはずなのに…」
「湿気が抜けない気がする」

実はこれはとてもよくある住宅の問題です。

多くの方が

窓を開ければ空気は入れ替わる

と思っていますが、住宅の空気はそんなに単純には動きません。

今日は

なぜ古い家では窓を開けても空気が抜けないのか

というテーマで、リフォームの現場から見える住宅の空気の問題について解説します。


窓が多い家=風通しが良いとは限らない

昔の住宅ではよく

「窓を多くすれば風通しが良い」

と言われてきました。

確かに窓が多いと、風が入りそうな印象はあります。

しかし実際の住宅では

窓の数だけで風通しは決まりません。

重要なのは

空気の入口と出口の位置

です。

空気は

・入口
・出口

この二つが揃って初めて流れます。

つまり

・窓が一方向しかない
・入口と出口が向かい合っていない

場合は

窓を開けても風は抜けません。

リフォーム相談で家を見ていると、この状態の住宅は非常に多いです。


空気は思っているほど動かない

もう一つ知っておいてほしいのは

空気はとても弱い力でしか動かない

ということです。

例えば住宅の換気基準は

0.5回 / 時

です。

これは

2時間で家の空気が1回入れ替わる量

です。

つまり住宅の中の空気は

ゆっくりとしか動いていません。

そのため

・家具
・間取り
・ドア
・隙間

といった影響で

空気の流れは簡単に止まってしまいます。


周囲の環境が変わっている

古い住宅では、建てた当時と現在では

周囲の環境が変わっている

ことも多いです。

例えば

・隣に家が建った
・住宅が密集した
・塀や建物が増えた

こうした変化によって

風の通り道が変わります。

昔は風が通っていた家でも

現在は

ほとんど風が入らない

ということは珍しくありません。

リフォームの現場では、このようなケースは非常に多いです。


間取りが空気を止める

住宅の空気の流れは

室内の間取り

にも大きく影響されます。

例えば

・廊下が長い
・部屋が細かく分かれている
・ドアが閉まっている

こうした条件では

空気の通り道がなくなります。

すると

窓を開けても

風が部屋まで届かない

ということが起きます。

古い住宅では

・部屋を細かく区切る
・廊下が多い

という間取りも多く

通風が成立しにくい住宅が少なくありません。


実は風通しはとても不安定

通風というのは

実はかなり

不安定な空気の流れ

です。

例えば

・風がある日
・風が弱い日
・風向きが違う日

によって

空気の流れは大きく変わります。

つまり

「風通しがいい家」

というのは

条件が合ったときだけ成立する

ことも多いのです。


リフォームで空気環境は改善できる

では古い住宅ではどうすればよいのでしょうか。

リフォームでは

空気環境を改善する方法があります。

例えば

・窓の位置を見直す
・室内の通風ルートを作る
・換気設備を整える
・断熱と気密を改善する

などです。

重要なのは

通風だけに頼らないこと

です。

住宅の空気環境は

・換気
・断熱
・気密

この三つをバランスよく考えることが大切です。


まとめ

古い家で窓を開けても空気が抜けない理由は

・窓の配置
・風向き
・周囲の環境
・間取り

など様々な要因が重なるためです。

つまり

窓を開ければ空気が入れ替わる

というのは

必ずしも成立するわけではありません。

住宅の空気環境を整えるためには

通風だけではなく

換気の仕組み

も含めて考えることが重要になります。

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