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なぜ三種換気の家では空気が思い通りに流れないのか?

― 古い住宅リフォームでよく起きる換気の問題 ―

こんばんは、かおり木工房のそうのです。

リフォーム相談の現場で、よくこんな声を聞きます。

「換気扇は回しているのに、空気がこもる感じがする」
「窓を開けても空気が抜けない」
「部屋によって空気の感じが違う」

実はこれ、多くの住宅で起きている問題です。

特に多いのが

三種換気の住宅

です。

三種換気は日本の住宅で最も多い換気方式ですが、
実際の住宅では

空気が設計通りに流れない

ということがよく起きます。

今日はその理由を、
リフォームの現場の視点から解説します。


三種換気とはどんな換気なのか

三種換気とは

・給気:自然
・排気:機械

という換気方式です。

一般的な住宅では

・外壁の給気口から空気が入り
・トイレや洗面、浴室の換気扇で排気する

という仕組みになっています。

つまり

排気ファンで空気を引っ張る換気

です。

設備がシンプルでコストも安いため、
多くの住宅で採用されています。


古い住宅では空気の流れが崩れる

しかしリフォームの現場で見ると

三種換気の住宅では

空気の流れが崩れていることが多い

のです。

その理由は

住宅の隙間

です。

古い住宅では

・窓まわり
・壁
・床下

などに多くの隙間があります。

すると空気は

給気口ではなく隙間から入ります。

その結果

設計した換気ルートではなく

予想外の場所を空気が通る

ようになります。


空気は一番通りやすい場所を通る

空気には特徴があります。

それは

抵抗の少ない場所を通る

という性質です。

例えば

廊下に大きな隙間があると

空気は

・リビングを通らず
・廊下から直接排気

という流れになります。

すると

リビングの空気は

ほとんど入れ替わらない

という状態になります。

これが

「換気しているのに空気がこもる」

原因です。


風の影響も受ける

三種換気は

自然給気なので

風の影響を受けます。

例えば

風が強い日は

・風上の給気口から大量の空気
・風下は空気が入らない

ということが起きます。

逆に

風が弱い日は

給気がほとんど起きません。

つまり三種換気は

外の環境に左右される換気

でもあります。


リフォームで改善できること

このような住宅では

リフォームで改善できることもあります。

例えば

・給気口の追加
・気密改善
・窓リフォーム
・換気計画の見直し

などです。

住宅の空気環境は

断熱だけでは変わりません。

実は

換気設計

もとても重要です。

リフォームの相談では

空気の流れまで含めて
考えることが大切になります。


まとめ

三種換気の住宅で空気が思い通りに流れない理由は

・住宅の隙間
・空気の性質
・風の影響

などが重なるためです。

つまり

換気設備だけでは空気の流れは決まりません。

住宅の構造や性能も含めて
空気環境を考える必要があります。


次回予告

次回は

「なぜ古い家では窓を開けても空気が抜けないのか?」

というテーマで、
リフォーム現場でよくある通風の問題について解説します。

賢い夫婦がやっぱり選んだ

注文住宅専門工務店「かおり木工房」

静岡市で
高気密・高断熱・一種換気+全館空調(松尾式)
寒暖差に振り回されない家づくりを行っています。

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