夜暖房を止めると朝寒い家の原因とは?リフォームで見直すべき断熱性能
住宅相談の中でよく聞く悩みがあります。
・夜は暖かいのに朝は寒い
・暖房を止めるとすぐ室温が下がる
・朝起きると家の中が冷えている
・夜の暖房を切ると朝の室温が10℃台になる
こうした問題は
暖房の問題ではありません
多くの場合
住宅の断熱性能と蓄熱性能
が関係しています。
住宅は
・断熱
・気密
・窓
・蓄熱
によって室温の変化が決まります。
これらの性能が低い住宅では、暖房を止めた瞬間から室温が下がり始めます。
ここでは
・夜暖房を止めると朝寒い住宅の原因
・住宅構造との関係
・リフォームでできる改善方法
について解説します。
熱は常に外へ逃げる
まず理解しておく必要があるのは
熱は高いところから低いところへ移動する
という性質です。
冬の場合
室内の暖かい空気
↓
外の冷たい空気
へ熱が移動します。
つまり住宅では
室内
↓
屋根・壁・窓
↓
外
へ熱が逃げます。
断熱性能が弱い住宅では
この熱の移動が早くなります。
その結果
暖房を止めると
室温が急激に下がる
ことになります。
断熱性能が弱い住宅
夜暖房を止めると寒くなる住宅の多くは
断熱性能
が弱いです。
特に築30年前後の住宅では
・断熱材が少ない
・断熱材が劣化している
・断熱材が入っていない
ケースもあります。
断熱が弱い住宅では
夜の暖房の熱
↓
屋根・壁
↓
外
へ逃げます。
その結果
夜の間に
室温が
数度〜10℃以上
下がることがあります。
窓からの熱損失
住宅の熱の出入りで最も大きい部分は
窓
です。
古い住宅では
・単板ガラス
・アルミサッシ
が多く使われています。
この場合
夜の暖房の熱
↓
窓
↓
外へ逃げる
現象が起きます。
窓の表面温度が下がることで
・室温低下
・冷気
が発生します。
これが朝の寒さの原因になることがあります。
気密性能の影響
気密性能も室温変化に大きく影響します。
気密が低い住宅では
・隙間
・換気
・建具
などから空気が出入りします。
その結果
暖かい空気
↓
外へ逃げる
冷たい空気
↓
室内へ入る
という状態になります。
つまり暖房を止めると
室温が
外気温に近づく
スピードが早くなります。
蓄熱性能の違い
住宅の室温は
蓄熱
によっても変わります。
蓄熱とは
建物の材料が
熱をためる性質です。
例えば
・コンクリート
・石膏ボード
・木材
などは熱を蓄えることができます。
蓄熱が大きい住宅では
昼間や暖房の熱が
建物内部に蓄えられます。
そのため
暖房を止めても
室温がゆっくり下がります。
夜の放射冷却
冬の夜は
放射冷却
が起きます。
放射冷却とは
地面や建物が
空に向かって熱を放出する現象です。
特に
・晴れた夜
・風が弱い
日は気温が下がりやすくなります。
断熱性能が弱い住宅では
外気温低下
↓
室内温度低下
が起きやすくなります。
リフォームでできる改善方法
既存住宅でも、いくつかの方法で室温低下を改善できる場合があります。
・窓の断熱改善
窓は熱損失が大きい部分です。
例えば
・内窓
・断熱サッシ
などがあります。
窓性能が改善すると
夜間の熱損失が減る可能性があります。
・天井断熱
暖かい空気は上に上がるため
天井断熱は非常に重要です。
天井断熱を改善することで
夜の熱損失を減らすことができます。
・壁断熱
壁断熱が弱い住宅では
外気の影響を受けやすくなります。
断熱改善により
室温低下を抑えることができます。
・気密改善
隙間が多い住宅では
夜間の空気流入が起きます。
気密改善により
室温低下を減らすことができます。
住宅性能は室温の安定に影響する
住宅性能が高い住宅では
暖房を止めても
室温は
ゆっくり下がります
例えば
・夜22℃
・朝19℃
程度の変化になることもあります。
しかし住宅性能が低い場合
・夜22℃
・朝12℃
というように大きく下がることがあります。
この違いは
住宅性能
によって生まれます。
まとめ
夜暖房を止めると朝寒くなる住宅には
・断熱不足
・窓性能不足
・気密不足
などの原因があります。
住宅の室温変化は
断熱性能と蓄熱性能に大きく影響されます。
寒さ対策として
・窓改善
・断熱改善
・気密改善
などを検討することが重要です。
次回予告
次回は
断熱リフォームはどこからやるべきか?プロが教える優先順位
について解説します。
かおり木工房
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