廊下が寒い家の構造とは?断熱不足が引き起こす住宅の温度差
冬になると
リビングは暖かいのに、
廊下へ出た瞬間に寒い。
そんな家は
決して珍しくありません。
ドアを開けた瞬間、
空気が変わる。
足元が冷たい。
顔まわりもひんやりする。
その感覚に
「うちは古い家だから仕方ない」
と思っている方も多いのですが、
実はそれ、
家の構造に原因があります。
しかも廊下の寒さは、
ただ不快なだけではありません。
家の中の温度差を大きくし、
体への負担を増やす
原因にもなります。
冬の家で起きやすい
ヒートショックの背景にも、
この廊下の寒さが
深く関係しているのです。
暖かい部屋から
寒い廊下へ移動すると、
体は急に冷えを感じます。
すると血管が縮み、
血圧が上がりやすくなります。
若い人でも
「寒っ」と感じるわけですから、
高齢の方や血圧が高い方にとっては、
なおさら大きな負担になります。
しかも廊下は
トイレ、脱衣所、浴室へ向かう
通り道になっていることが多い場所です。
つまり廊下が寒い家は、
家の中を移動するたびに
体へ負担をかけている
ということでもあります。
特に冬の夜は危険です。
暖かい布団から出て、
寒い廊下を通って
トイレに向かう。
この温度差の繰り返しが、
冬の住まいの危険を
大きくしてしまうのです。
では、なぜ廊下は
ここまで寒くなるのでしょうか。
一番大きいのは
廊下そのものに
暖房がないことです。
日本の住宅では
暖房があるのは主に
・リビング
・ダイニング
・寝室
など、
長く過ごす部屋です。
一方で廊下は
通るだけの場所として考えられ、
暖房計画から外れている家が
ほとんどです。
そのため、
暖房している部屋は暖かくても、
廊下は外気に近い温度になりやすい。
ここで温度差が生まれます。
さらに問題なのが
断熱不足です。
築年数が経っている住宅では、
今の基準と比べると
断熱性能がかなり低いことがあります。
例えば
・壁断熱が薄い
・天井断熱が少ない
・床断熱が弱い
・そもそも断熱材が十分に入っていない
こうした状態だと、
外の寒さが家の中に伝わりやすくなります。
リビングは暖房で何とか暖まっても、
暖房していない廊下は
すぐに冷えてしまう。
だから
部屋を一歩出た瞬間に
寒さを強く感じるのです。
窓も
廊下を寒くする大きな原因です。
廊下には
採光や換気のために
小さな窓が付いている家が
よくあります。
ただ、古い住宅の窓は
・アルミサッシ
・単板ガラス
であることが多く、
断熱性能は高くありません。
この窓から
冷気が伝わることで、
廊下の空気はさらに冷えます。
とくに朝や夜は、
窓まわりの表面温度が大きく下がり、
廊下全体が
ひんやりした空気に包まれます。
廊下が寒いのは
「廊下だから」ではなく、
窓の性能が低いことも
大きく関係しているのです。
そして見落としやすいのが
住宅の隙間です。
古い住宅では
・窓まわり
・床まわり
・壁の取り合い
・建具まわり
など、
さまざまな場所に
細かな隙間があります。
この隙間から
外気が入り込み、
暖かい空気は逃げていきます。
その結果、
家全体の温度が安定しません。
暖かい部屋と
寒い廊下の差が
さらに大きくなります。
「廊下だけ異常に寒い」
という家は、
断熱だけでなく
気密にも問題があることが多いのです。
廊下が寒い家では、
次のような問題も起こりやすくなります。
・家の中の温度差が大きくなる
・ヒートショックのリスクが高くなる
・夜中の移動がつらくなる
・暖房を強く使うため光熱費が増える
・結露が発生しやすくなりカビの原因になる
つまり廊下の寒さは、
ただの通路の問題ではありません。
家全体の快適性、
健康、安全性、
そして光熱費にも
関わってくる問題なのです。
改善方法としては、
性能向上リフォームが有効です。
例えば
・廊下の窓に内窓を付ける
・天井断熱を強化する
・床下からの冷えを見直す
・隙間を減らして気密を高める
こうした改善を重ねると、
廊下の温度は変わってきます。
すると
リビングとの温度差も小さくなり、
家の中の移動が
ずっと楽になります。
廊下の寒さは
見過ごされがちですが、
実は住まいの性能が
よく表れる場所です。
廊下が寒い家は、
家全体の断熱と気密を
見直すサインとも言えます。
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