天井断熱を強化すると冬の暖かさはどれくらい変わるのか?
かおり木工房の宗野です。
冬になるとリフォーム相談でよく聞く言葉があります。
「暖房をつけても家が暖まらない」
「エアコンをつけても寒い」
この原因として多いのが
天井断熱の不足
です。
実は古い住宅では
天井断熱がほとんど入っていない
ケースも少なくありません。
断熱材が入っていても
50mm程度
あるいは劣化している
ということもあります。
そのため
暖房の熱が
屋根からどんどん逃げてしまうのです。
今日は
天井断熱を強化すると
どれくらい暖かさが変わるのかを
建築の視点から解説します。
暖かい空気は上に逃げる
まず理解しておきたいのが
暖かい空気は上に上がる
という性質です。
これは物理の基本ですが
住宅では非常に重要です。
暖房をつけると
暖かい空気は
天井付近に集まります。
しかし
天井断熱が弱い住宅では
その暖かい空気が
屋根から外へ
逃げてしまいます。
つまり
暖房で作った熱が
そのまま外へ出てしまうのです。
これは
バケツに水を入れているのに
底に穴が開いているような状態です。
いくら暖房を使っても
家は暖まりません。
古い住宅の天井断熱
築30年前後の住宅では
天井断熱は
・グラスウール50mm
・グラスウール100mm
程度しか入っていないケースが多くあります。
現在の断熱基準と比べると
かなり断熱性能が低い状態
です。
また古い住宅では
断熱材が
・ズレている
・落ちている
・隙間がある
ということもあります。
その結果
断熱性能が
さらに低下しています。
天井断熱を増やすとどうなるか
天井断熱を追加すると
暖房効率が大きく改善します。
例えば
グラスウール50mm
↓
グラスウール200mm
このように断熱を増やすと
天井から逃げる熱が
大幅に減ります。
その結果
暖房を止めても
室温が下がりにくくなります。
つまり
家が魔法瓶のような状態
になります。
実際の体感としては
・暖房が効きやすくなる
・部屋が暖かくなる
・電気代が下がる
といった変化があります。
冬の電気代にも影響する
断熱性能が低い住宅では
暖房を長時間使う必要があります。
その結果
電気代が高くなります。
最近は電気代も上昇しているため
暖房費の負担は
大きくなっています。
しかし
天井断熱を改善すると
暖房効率が上がります。
つまり
エアコンの稼働時間が
短くなります。
その結果
電気代を
抑えることができます。
断熱リフォームは
光熱費対策
としても効果があります。
窓だけでは寒さは改善しない
最近は
内窓リフォーム
が人気です。
確かに窓断熱は
効果があります。
しかし
窓だけを改善しても
天井断熱が弱いと
寒さが残ることがあります。
住宅の断熱性能は
バランス
で決まります。
・窓
・天井
・床
・壁
これらをバランスよく改善することで
住宅の性能は
大きく向上します。
天井断熱は費用対効果が高い
断熱リフォームの中でも
天井断熱は
費用対効果が高い
工事です。
理由は
・工事が比較的簡単
・施工時間が短い
・材料費が比較的安い
という特徴があるからです。
天井裏から施工できる住宅では
1日で工事が終わることもあります。
それでも
体感温度は
大きく変わります。
そのため
寒い家のリフォームでは
まず天井断熱を確認することが
重要になります。
魔法瓶のような家
理想的な住宅は
魔法瓶のような構造
です。
魔法瓶は
外の温度の影響を
受けにくい構造になっています。
住宅でも
断熱
気密
窓性能
この3つが整うことで
外気温の影響を
受けにくくなります。
その結果
冬は暖かく
夏は涼しい
という住宅になります。
まとめ
冬の寒い家では
天井断熱が不足しているケースが
多くあります。
暖かい空気は
上に逃げるため
天井断熱は
非常に重要です。
天井断熱を改善すると
・暖房効率が上がる
・部屋が暖かくなる
・電気代が下がる
といった効果があります。
断熱リフォームでは
窓だけでなく
住宅全体の断熱バランスを
考えることが重要です。
家づくりは
材料より
設計です。
静岡市・焼津市・藤枝市でリフォームのご相談を承っています
住まいの寒さや暑さ、結露、光熱費、間取りの使いにくさ。こうした困りごとには、住宅側に原因があることがほとんどです。原因がはっきりすれば、手の打ちようはあります。
断熱改修、耐震改修、水回りリフォーム、間取りの変更、中古住宅のリノベーションまで、住宅の性能と日々の暮らしやすさの両方を見ながらご提案しています。何から考えればよいか分からないという段階でも構いません。まずは今の住まいの状態を整理するところからお手伝いします。その場で契約をお願いすることはありません。
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