中古住宅を買ってリフォームする人が失敗する理由
― 「安く買って直せばいい」という考えが危険な理由 ―
中古住宅を購入してリフォームする人は、ここ数年で大きく増えています。
理由はとてもシンプルです。
新築住宅の価格が上がっているからです。
土地価格の上昇
建築資材の高騰
人件費の上昇
これらが重なり、新築住宅の価格は10年前と比べて大きく上がっています。
そのため、
「中古住宅を安く買ってリフォームすればいい」
と考える人が増えているのです。
確かに中古住宅にはメリットがあります。
立地の良い場所に建っていることが多い
土地付きでも価格が抑えられる
リフォームで好みの空間にできる
こうした理由から中古住宅を検討する人が増えているのは自然な流れです。
しかし住宅の現場では、
中古住宅を買ってリフォームした結果、後悔するケース
も少なくありません。
その原因はほとんどの場合、
家を買う前に見るべきポイントを見ていない
ことにあります。
中古住宅は新築住宅とは違い、
建物の状態がすべて
になります。
つまり、
買う前の判断がすべてを決める
と言っても過言ではありません。
今回は、住宅の現場で実際によくある
中古住宅購入で失敗する理由
を解説します。
失敗理由①
見た目のリフォームで判断してしまう
中古住宅を見学したとき、多くの人が最初に見るのは
・壁紙
・床材
・キッチン
・浴室
などの
目に見える部分
です。
そして、
「内装が綺麗だから大丈夫そう」
と判断してしまうケースが多くあります。
しかし住宅では、
見える部分より見えない部分の方が重要
です。
例えば、
床下に湿気が溜まっている住宅
雨漏り履歴がある住宅
構造材が劣化している住宅
こうした住宅でも、
内装を新しくすると
一見綺麗な家に見えてしまいます。
中古住宅では、
内装リフォームは簡単にできる
からです。
例えば、
壁紙の張り替え
床の張り替え
キッチン交換
これらは比較的簡単にできます。
しかし、
構造
基礎
雨漏り
こうした部分は
簡単には直せません。
中古住宅では、
内装ではなく構造を見る
ことが重要になります。
失敗理由②
リフォーム費用を軽く考えている
中古住宅購入でよくある失敗が
リフォーム費用の想定ミス
です。
多くの人は、
「500万円くらいで綺麗になる」
と考えています。
しかし実際には、
築30年前後の住宅では
次の問題が見つかることが多いです。
断熱材が入っていない
窓性能が非常に低い
配管が古い
電気配線が旧仕様
こうした問題がある場合、
リフォーム費用は
1000万円以上
になることも珍しくありません。
さらに
間取り変更
耐震補強
断熱改修
まで行うと
1500万円以上
になるケースもあります。
つまり、
中古住宅+リフォームの合計金額が
新築と変わらない
というケースもあるのです。
中古住宅では
購入価格だけを見るのではなく
・購入費
・リフォーム費
・将来の修繕費
まで含めて考える必要があります。
失敗理由③
断熱性能を確認していない
中古住宅で特に問題になるのが
断熱性能
です。
築30年以上の住宅では、
断熱材が
・入っていない
・薄い
・劣化している
ことが多くあります。
また窓も
単板ガラス
であることが多く、
断熱性能は現在の住宅と比べると
大きく劣ります。
その結果、
夏は暑く
冬は寒い
という住宅になります。
そしてもう一つ重要なのが
断熱は部分的なリフォームでは改善しにくい
ということです。
例えば、
内窓をつけただけでは
家全体の断熱性能は大きく変わりません。
断熱改修を本格的に行う場合は
・床
・壁
・天井
すべての断熱を見直す必要があります。
中古住宅では
断熱性能を確認せず購入する
と、
住んでから後悔することが多くなります。
失敗理由④
間取り変更ができない家もある
中古住宅の購入理由として多いのが
「リフォームで間取りを変える」
という考えです。
しかし住宅によっては
間取り変更が難しい家
もあります。
理由は
構造
です。
住宅では
・耐力壁
・梁
・柱
などが建物を支えています。
そのため、
「この壁を取りたい」
と思っても
構造上取れないことがあります。
また、
梁の位置によって
吹き抜けが作れない
天井が高くできない
ということもあります。
中古住宅では
構造を理解した上でリフォーム計画を立てる
ことが重要です。
中古住宅で本当に見るべきポイント
中古住宅を購入する場合、
確認するべきポイントは次の通りです。
床下の状態
雨漏り履歴
構造材の状態
基礎の状態
断熱の状況
こうした部分を確認することで、
その住宅が
・リフォーム向きの家なのか
・建て替えた方が良い家なのか
が見えてきます。
中古住宅は
建物を見る目
が非常に重要になります。
まとめ
中古住宅は「買う前の判断」がすべて
中古住宅購入で失敗する人の多くは
・見た目だけで判断
・リフォーム費用を想定していない
・断熱性能を確認していない
こうした問題があります。
中古住宅では
購入後に問題が見つかると修正が難しい
ため、
購入前にしっかり建物を確認することが重要です。
中古住宅は、
正しく選べば良い住宅になります。
しかし
選び方を間違えると
大きな後悔につながる
可能性もあります。
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構造・断熱・劣化状況を踏まえた判断
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施工エリア
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