なぜ性能向上リフォームでは「窓」の改善が最も重要になるのか?
古い住宅のリフォーム相談を受けていると、多くの方が次のように考えています。
「断熱材を増やせば暖かくなる」
「床断熱をすれば寒さは改善する」
「壁に断熱材を入れれば快適になる」
もちろん断熱材は重要です。しかし実際の住宅では、断熱材を増やすだけでは寒さが改善しないケースも少なくありません。
その理由は、住宅の熱の出入りの多くが窓で起きているからです。
住宅の熱の流出割合を見ると、次のような特徴があります。
・窓や開口部 約50%
・壁 約20%
・屋根 約10%
・床 約10%
・換気 約10%
つまり、住宅の熱の半分は窓から出入りしています。
そのため、性能向上リフォームでは「窓」を改善することが非常に重要になります。
古い住宅の窓は断熱性能が低い
築20年以上の住宅では、次のような窓が使われていることが多くあります。
・単板ガラス
・アルミサッシ
この窓は現在の住宅と比べると断熱性能が非常に低く、冬になると室内の熱が外へ逃げ続けます。
例えば冬の夜、室内の温度が20℃だった場合でも、窓ガラスの表面温度は
10℃前後
になることがあります。
この温度差が、室内の体感温度を下げる原因になります。
窓が冷たいと家全体が寒く感じる
窓の断熱性能が低い住宅では、次のような現象が起きます。
窓が冷える
↓
窓付近の空気が冷える
↓
冷たい空気が下に落ちる
この現象を
コールドドラフト
と呼びます。
冷たい空気は床に溜まるため
・足元が寒い
・暖房しても寒い
・部屋が暖まりにくい
という状態になります。
つまり、床の冷えの原因は床ではなく
窓
であることも多いのです。
暖房効率が下がる理由
断熱性能の低い窓がある住宅では、暖房の熱が外へ逃げ続けます。
暖房をつける
↓
部屋が暖まる
↓
窓から熱が逃げる
この状態が続くと
暖房を強くしても
家が暖まりにくい
という状態になります。
その結果
・暖房費が高い
・エアコンを強くする
・部屋が乾燥する
という悪循環になります。
窓リフォームの効果
窓の断熱性能を改善すると、住宅の温熱環境は大きく変わります。
例えば
単板ガラス
↓
複層ガラス
に変更するだけでも、熱の流出は大きく減ります。
さらに
・樹脂サッシ
・内窓
などを組み合わせることで、断熱性能はさらに向上します。
窓性能が改善すると
・暖房効率が上がる
・室温が安定する
・足元の寒さが減る
という効果があります。
内窓リフォームが増えている理由
最近、性能向上リフォームで増えているのが
内窓
です。
既存の窓の内側にもう一つ窓を設置する方法で、比較的短期間で施工できるのが特徴です。
内窓を設置すると
・窓の断熱性能が上がる
・結露が減る
・外の音が入りにくくなる
というメリットがあります。
また補助金制度の対象になることも多く、リフォームの中でも人気の高い工事です。
断熱リフォームは窓から考える
性能向上リフォームを成功させるためには、住宅全体のバランスを考えることが重要です。
その中でも
最も効果が大きいのが窓
です。
床断熱や壁断熱も重要ですが、窓の断熱性能が低いと
家の熱は逃げ続けます。
そのためリフォームでは
・窓
・断熱
・気密
このバランスを考える必要があります。
静岡の住宅で多い問題
静岡の住宅では
・アルミサッシ
・単板ガラス
の住宅がまだ多くあります。
そのため
・冬は寒い
・夏は暑い
・結露が多い
という問題が起きやすくなります。
窓性能を改善することで、これらの問題は大きく改善できます。
リフォーム相談のご案内
かおり木工房では、静岡市を中心に
性能向上リフォーム
を行っています。
古い住宅でも
・窓
・断熱
・気密
をバランスよく改善することで、快適な住環境にすることができます。
注文住宅専門工務店
かおり木工房
所在地
静岡市葵区瀬名川1-27-53
施工エリア
静岡市・焼津市・藤枝市
電話
054-261-2807(10時〜17時)
社長直通
090-6587-4713
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次回予告
次回は
「なぜ断熱リフォームでは“気密”を改善しないと意味がないのか?」
住宅の隙間と断熱性能の関係を解説します。