住宅の空気は一日にどれくらい入れ替わっているのか?
― 換気回数という見えない住宅性能 ―
こんばんは、かおり木工房のそうのです。
今日は日中は暖かく感じましたが、
朝晩はまだ少し冷えますね。
こういう季節は窓を開けると
気持ちよく風が入る日もあります。
しかしここで、
一つの疑問があります。
住宅の空気は一日にどれくらい入れ替わっているのか?
多くの方は
・窓を開ければ入れ替わる
・換気扇を回しているから大丈夫
と思っています。
しかし実際の住宅では
思っているほど空気は入れ替わっていないことが多いのです。
今日は住宅の空気の入れ替わりを示す
「換気回数」という考え方について解説します。
換気回数という考え方
住宅の空気の入れ替わりは
換気回数
という数値で表されます。
これは簡単に言うと
1時間で家の空気が何回入れ替わるか
という指標です。
例えば
換気回数0.5回というのは
2時間で家の空気が1回入れ替わる
という意味になります。
現在の住宅では
0.5回 / 時
という換気量が法律で定められています。
つまり
2時間で家全体の空気を1回入れ替える
という設計になっています。
なぜ0.5回なのか
この数値は
住宅内の空気環境を維持するために決められています。
住宅の中では
・人の呼吸
・料理
・入浴
・建材からの化学物質
など様々な要因で空気が汚れます。
そのため
空気を定期的に入れ替える必要がある
のです。
その基準として
0.5回換気が設定されています。
古い住宅はほとんど換気されていない
しかし問題があります。
それは
古い住宅ではこの換気量が確保されていない
ということです。
なぜなら
・計画換気がない
・給気口がない
・排気ルートがない
という住宅が多いためです。
昔は
隙間で換気される
と考えられていました。
しかし実際には
隙間換気は非常に不安定です。
風がある日
温度差がある日
こうした条件が重ならなければ
空気はほとんど動きません。
つまり
住宅の空気は
思っているよりも入れ替わっていないのです。
窓を開けても換気にならない理由
よく
「窓を開ければ換気できる」
と言われます。
確かに
風がある日は空気が動きます。
しかし
・風が弱い
・風向きが合わない
・窓が一方向
こうした条件では
空気はほとんど動きません。
さらに
都市部では
・隣の家が近い
・建物に囲まれている
といった環境も多く
風自体が入りにくい住宅もあります。
そのため
窓換気だけで
住宅の空気を安定して入れ替えるのは難しいのです。
計画換気が必要な理由
そこで重要になるのが
計画換気
です。
計画換気とは
・給気
・通気
・排気
この流れを設計することです。
つまり
空気の通り道を作る
という考え方です。
この仕組みによって
・風がない日
・夜
・雨の日
でも
安定して空気を入れ替えることができます。
現在の住宅では
この計画換気が義務化されています。
空気の入れ替わりは見えない性能
断熱性能や窓性能は
数字で説明されることが増えてきました。
しかし
空気の入れ替わり
は見えない性能です。
だからこそ
多くの住宅で
軽視されている部分でもあります。
しかし
住宅の空気環境は
・湿度
・温度
・健康
すべてに影響します。
つまり
換気は住宅性能の重要な要素
なのです。
まとめ
住宅の空気の入れ替わりは
換気回数
という指標で表されます。
現在の住宅では
0.5回 / 時
という換気量が基準となっています。
しかし
古い住宅では
・計画換気がない
・隙間頼りの換気
になっているため
空気が思うように入れ替わらないこともあります。
住宅の空気環境を考えるとき
断熱だけではなく
換気の設計
も重要なポイントになります。
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次回予告
次回は
「換気扇を回しているのに空気がきれいにならない家の理由」
について解説します。