静岡の住宅が冬に寒くなる本当の理由とは
静岡は温暖な地域と言われることが多い場所です。
そのため家づくりの現場でも、長い間「寒さ対策はそこまで必要ない」と考えられてきました。
しかし実際に冬になると、
家の中が寒くて困っているという声は少なくありません。
暖房をつけても暖まりにくい。
朝起きると家全体が冷えている。
廊下や脱衣所に行くと急に寒くなる。
こうした状態は、静岡の住宅では珍しいことではありません。
ではなぜ、温暖地域と言われる静岡で
住宅の寒さが問題になるのでしょうか。
その理由は大きく分けて三つあります。
・断熱性能
・窓性能
・気密性能
この三つが揃っていない住宅は、冬になると寒くなりやすい構造になります。
まず最初に大きな影響を与えるのが断熱性能です。
断熱とは、外の温度が室内に伝わるのを防ぐ仕組みのことです。
断熱性能が高い住宅は、外が寒くても室内の温度が下がりにくくなります。
しかし築年数が古い住宅では、断熱材がほとんど入っていないケースがあります。
特に30年以上前の住宅では、壁や天井に断熱材が入っていないことも珍しくありません。
断熱材が入っていても厚みが薄く、
現在の住宅と比べると断熱性能が大きく劣る場合があります。
この状態では、外の冷たい空気の影響を強く受けてしまいます。
外気温が下がると壁や天井から室内の熱が逃げ、
室内の温度はすぐに下がってしまいます。
次に重要になるのが窓です。
住宅の中で最も熱が逃げやすい場所は窓と言われています。
古い住宅ではアルミサッシと単板ガラスの窓が多く使われています。
この窓は断熱性能が低く、冬になると窓の表面温度が大きく下がります。
例えば外気温が5℃程度の場合、
窓の表面温度はそれに近い温度まで下がることがあります。
すると窓の近くでは冷たい空気が発生します。
この冷たい空気は床の近くへ流れていき、
室内に広がります。
その結果
・足元が冷たい
・窓際が寒い
・暖房しても寒く感じる
という状態が起こります。
さらに住宅の隙間も大きな問題になります。
住宅には目に見えない多くの隙間があります。
例えば
・床と壁の接合部分
・配管まわり
・天井裏
・サッシまわり
こうした場所から空気が出入りします。
古い住宅ではこの隙間が非常に多く、
暖房で暖めた空気が外へ逃げてしまいます。
暖房しているのに寒い住宅の多くは、
この隙間が原因です。
住宅は断熱だけでなく、
気密性能も重要になります。
気密とは、住宅の隙間を減らす性能のことです。
気密性能が低い住宅では、
暖房の効率が大きく下がります。
暖めた空気が外へ逃げ、
外の冷たい空気が入ってくるためです。
その結果
・暖房を強く使う
・電気代が高くなる
・部屋が暖まりにくい
という状態になります。
もう一つ重要な問題があります。
それは住宅の温度差です。
断熱性能が低い住宅では、
部屋ごとの温度差が大きくなります。
例えば
・リビングは暖房で暖かい
・廊下は寒い
・脱衣所はさらに寒い
このような状態になることがあります。
暖かい部屋から寒い場所へ移動すると、
体は急激な温度変化を受けます。
この温度差は健康にも影響します。
特に冬の浴室や脱衣所は、
住宅の中でも最も寒い場所になることがあります。
暖かいリビングから寒い脱衣所へ移動し、
さらに浴室で温かいお湯に入る。
この急激な温度変化が
ヒートショックの原因になると言われています。
ヒートショックは冬の住宅事故として知られており、
住宅の温度差が大きい家ほどリスクが高くなるとされています。
つまり静岡の住宅が寒い理由は、
地域の気候ではありません。
住宅の性能が大きく関係しています。
暖かい家とは、
暖房を強く使う家ではありません。
暖めた空気を逃がさない住宅です。
断熱性能を高め、
窓の性能を改善し、
住宅の隙間を減らす。
この三つを見直すことで、
住宅の温熱環境は大きく変わります。
その結果
・冬でも暖かい家になる
・暖房効率が上がる
・光熱費が下がる
・温度差が小さくなる
このような変化が生まれます。
静岡の住宅でも、
住宅の性能を改善することで
冬の寒さを大きく改善することができます。
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静岡市葵区瀬名川1-27-53
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054-261-2807(10時〜17時)
社長直通
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