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断熱リフォームで失敗する人の共通点とは?

かおり木工房の宗野です。

最近は電気代の上昇や冬の寒さ対策として

「断熱リフォーム」

を検討する方が増えています。

確かに断熱は住宅性能の中でも
非常に重要な要素です。

しかし実際の現場では

断熱リフォームを行ったのに

「思ったほど暖かくならない」
「電気代があまり下がらない」

というケースも少なくありません。

なぜこのようなことが起きるのでしょうか。

それは

断熱リフォームの考え方を間違えている

ことが多いからです。

今日は建築の視点から

断熱リフォームで失敗する人の
共通点を解説します。


断熱材だけを見てしまう

断熱リフォームで最も多い失敗は

断熱材だけで判断してしまうこと

です。

住宅業界では

「高性能断熱材」

という言葉がよく使われます。

例えば

・高性能グラスウール
・ウレタンフォーム
・セルロースファイバー

などです。

確かに断熱材には性能の違いがあります。

しかし実際の住宅性能は

断熱材だけでは決まりません。

住宅性能は

・断熱
・気密
・換気
・窓性能

これらのバランスで決まります。

つまり

断熱材だけを良くしても
住宅の性能は大きく変わらない場合があります。


窓を改善していない

もう一つ多いのが

窓を改善していないケース

です。

住宅では

冬の暖房時に

約50%の熱が窓から逃げる

と言われています。

築30年前後の住宅では

アルミサッシ
単板ガラス

が使われていることが多く

断熱性能が非常に低い状態です。

そのため

壁の断熱を強化しても

窓から熱が逃げてしまうと
家は暖かくなりません。

断熱リフォームでは

窓の性能改善が
非常に重要になります。


天井断熱が弱い

寒い家の特徴として

天井断熱が弱い

というケースも多く見られます。

暖かい空気は
上に上がる性質があります。

そのため

天井の断熱が弱い住宅では

暖房の熱が
屋根から逃げてしまいます。

これは

バケツの底が抜けている状態で
水を入れるようなものです。

いくら暖房を使っても
暖かい空気が逃げてしまうのです。

断熱リフォームでは

天井断熱の改善が
非常に効果的です。


気密性能を考えていない

断熱リフォームで見落とされがちなのが

気密性能

です。

気密とは
住宅の隙間を減らすことです。

古い住宅では

・窓周り
・床
・壁
・配管周り

などに多くの隙間があります。

この隙間から

外の冷たい空気が
室内へ入り込みます。

その結果

暖房をしても
部屋が暖まりにくくなります。

つまり

断熱だけではなく

気密改善

も重要なのです。


部分リフォームだけで終わる

断熱リフォームで失敗するもう一つの原因は

部分リフォーム

です。

例えば

・窓だけ交換
・壁だけ断熱
・床だけ断熱

といった工事です。

もちろんこれらにも効果はあります。

しかし住宅性能は

全体のバランス

で決まります。

一部分だけ改善しても

家全体の性能が
大きく変わらないことがあります。


正しい断熱リフォーム

断熱リフォームでは

次の順番で改善することが重要です。

①窓断熱
②天井断熱
③床断熱
④気密改善

この順番で改善すると

住宅の性能は
効率よく向上します。

この考え方は

性能向上リフォーム

と呼ばれています。

見た目のリフォームではなく

住宅性能そのものを
改善するリフォームです。


魔法瓶のような家

理想的な住宅は

魔法瓶のような構造

です。

魔法瓶は

外の温度の影響を
受けにくい構造になっています。

住宅でも同じです。

断熱と気密を改善することで

外気温の影響を
受けにくくなります。

その結果

冬は暖かく
夏は涼しい

という住まいになります。


まとめ

断熱リフォームで失敗する人の
共通点は

断熱材だけを見てしまうこと

です。

住宅性能は

・断熱
・気密
・窓
・換気

このバランスで決まります。

断熱リフォームでは

住宅全体の性能を
考えることが重要です。

家づくりは

材料より
設計です。


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注文住宅専門工務店「かおり木工房」

静岡市で
高気密・高断熱・一種換気+全館空調(松尾式)
寒暖差に振り回されない家づくりを行っています。

住所:静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
社長直通:090-6587-4713(「HP見た」とお伝えください)
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