内窓リフォームは本当に元が取れるのか?
― 築30年の家で電気代はどこまで下がるのか ―
「内窓って本当に効果あるんですか?」
これは必ず聞かれる質問です。
築20年、30年の家。
アルミサッシ、単板ガラス。
夏は暑く、冬は寒い。
補助金も出ている。
工期も1日。
でも――
本当に元が取れるのか?
今日は数字と現実で整理します。
まず結論
築30年前後の家なら、
内窓は“高確率で回収できるリフォーム”です。
ただし条件があります。
・単板ガラス
・アルミサッシ
・西日が強い
・冬に結露が出る
・エアコン長時間運転
これが揃っていれば、効果は明確です。
なぜ窓がそんなに重要なのか
古い家の熱の出入りは、
ほぼ窓が主犯です。
夏は、
日射 → ガラス透過 → 床・壁が蓄熱 → 夜まで放出
冬は、
室内の暖気 → ガラスから放出 → 冷気侵入
つまり窓は、
「熱の入口」であり
「熱の出口」でもある。
壁よりも圧倒的に弱い部位です。
内窓で何が起きるのか
内窓を付けると、
・ガラスが二重になる
・空気層ができる
・熱の伝わりが遅くなる
・気密が向上する
これだけで、
室温の安定度が変わります。
特に体感で変わるのは、
・冬の足元の冷え
・窓際の冷気
・夏の西日のジリジリ感
ここが一番分かりやすい。
電気代はどれくらい変わるのか
例えば、
夏の電気代が月30,000円の家。
内窓設置後、
・冷房時間短縮
・設定温度1℃緩和
・夜間停止可能
この変化が起きると、
月5,000円前後下がるケースがあります。
年間60,000円。
仮に内窓工事が50万円でも、
補助金を使えば実質負担はもっと下がる。
単純計算で
8〜10年以内に回収圏内。
しかも快適性は即日変わります。
冬の効果はさらに大きい
冬は放射冷却が減ります。
窓際に立ったときの
“ヒヤッ”がなくなる。
暖房の立ち上がりが早くなる。
暖房時間が短くなる。
ヒートショック対策にもなる。
電気代だけでなく、
健康リスクも下がる。
ただし万能ではない
ここが重要です。
内窓だけで劇的に変わらない家もあります。
・天井断熱が極端に薄い
・屋根裏が灼熱
・西日無防備
・隙間が多すぎる
この場合は、
窓だけでは足りません。
内窓は「第一歩」。
すべてを解決する魔法ではありません。
デメリットは?
・開閉が二重になる
・掃除箇所が増える
・結露がゼロになるわけではない
しかし、
体感変化に比べれば小さい問題。
そして気密が上がることで、
湿度も安定しやすくなります。
本当に元が取れる家の特徴
・築25年以上
・アルミ単板
・冬に結露が多い
・夏の西日が強い
・夜もエアコン停止できない
これが当てはまるなら、
ほぼ間違いなく効果は出ます。
元を取るという考え方の落とし穴
内窓を「電気代だけ」で考えると、
回収年数は長く感じるかもしれません。
しかし実際は、
・睡眠の質向上
・結露軽減でカビ抑制
・家具の劣化軽減
・ヒートショック予防
副次的な価値が大きい。
電気代は“目に見える部分”だけ。
結論
築30年前後の家にとって、
内窓は最も費用対効果が高い改善策の一つです。
電気代は下がる可能性が高い。
体感はほぼ確実に変わる。
ただし、
・屋根
・日射遮蔽
・気密
これと組み合わせることで、
本当の効果が出ます。
次に考えるべきこと
では、
「内窓を付けても2階が暑い家はどうすればいいのか?」
答えは屋根と天井断熱。
次は、
天井断熱の追加は本当に効くのか?
― 2階が暑い家の本当の原因 ―
を解説します。
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